岡崎には、よくメディアにも取り上げられる「岡崎カレーパン」という名物グルメがあります。
岡崎で販売されているカレーパンが、すべて「岡崎カレーパン」と呼ばれているわけではなく、岡崎カレーパンを名乗るためには、いくつかの条件をクリアする必要があります。
こちらでは、話題の岡崎グルメ「岡崎カレーパン」の定義と、一度は行きたい人気店をご紹介いたします。
目次
新岡崎グルメ!岡崎カレーパンとは
岡崎カレーパンは、『牛肉たっぷりカレーパン』で有名な「石窯パン工房グランクレール」を運営する、株式会社サンクレールが2019年に開発しました。
石窯パン工房 グランクレール 日名店
- 岡崎カレーパン
- 岡崎市
- 岡崎公園前駅
ドラマや映画のロケ地と、そこでしか食べられないご当地グルメで人気を競う「全国ふるさと甲子園」に出品するため、下記の岡崎食材を使ったカレーパンを作るべく試行錯誤を重ね、半年以上かけて開発されたカレー。
- 岡崎名物『八丁味噌』
- 岡崎地鶏『岡崎おうはん』
そんな、こだわりのカレーをギュッと閉じ込めて完成した『岡崎カレーパン』は、第5回全国ふるさと甲子園「世界に誇る逸品大賞」で見事グランプリを受賞し、岡崎グルメの仲間入りを果たしました。
その後、カレーパンブームが起こった岡崎では、個性豊かな『岡崎カレーパン』が次々に誕生しており、今ではすっかり「岡崎めし」として定着しています。
岡崎カレーパンの定義
2019年当時は、『八丁味噌』と『岡崎おうはん』を使うことが決まっていた岡崎カレーパンですが、その人気と
共に「カレーの餡またはパンに岡崎産の食材を使用していること」という新たな定義が定められました。
岡崎産の食材を使用しているカレーパンは、もれなく「岡崎カレーパン」と名乗ることができます。岡崎産の食材には下のようなものがあります。
- 八丁味噌
- 岡崎おうはん(肉、卵)
- むらさき麦
- オカザキ製パンのコルネ
- 岡崎産の野菜など
これらの代表的な岡崎産食材を、下で詳しくご紹介します。
八丁味噌
八丁味噌は、大豆と塩を大きな木桶に入れて仕込む岡崎伝統の豆味噌です。その歴史は江戸時代に始まり、今でも岡崎市内の味噌蔵では当時と変わらない製法で味噌が作られています。
江戸時代、岡崎城から西へ八丁(870m)の距離にある村で作られていたことから「八丁味噌」と名付けられた豆味噌は、二夏二冬(2年以上)という長い時間をかけて作られます。
濃厚なコクと、ほんのりとした苦みのある独特な味わいの八丁味噌は、主に岡崎カレーパンのカレーフィリングの隠し味として使われています。
岡崎おうはん
岡崎おうはんは、家畜改良センター岡崎牧場で開発され、2008年に誕生した岡崎のブランド鶏です。岡崎市内を中心に、主に愛知県下の飲食店やスーパーで販売、提供されています。
しっかりした旨味で、弾力があり噛み応えのある肉と、赤玉で大きな黄身を持つ濃厚な味わいの卵が特徴です。岡崎カレーパンでは、主に肉がカレーの具として使われています。
むらさき麦
紫色の穂が美しい「むらさき麦」は、藤川宿で栽培されています。江戸時代から続いていたむらさき麦の栽培は、戦後から途絶えていましたが、有志の尽力により1994年に復活しました。
むらさき麦を岡崎の特産にするべく「藤川宿むらさき麦プロジェクト」が立ち上げられ、現在では、ビールやパンなど、たくさんの商品が誕生しています。
岡崎カレーパンでは、主に粉がパンの生地に使用されています。
オカザキ製パンのコルネ
2022年に新しく定められた「岡崎カレーパン」の定義のひとつ、オカザキ製パンのコルネは、食べられる容器『からっぽコルネ』として発売されています。
現在は、市内5店舗でオカザキ製パンのコルネを使った岡崎カレーパンを食べることができます。
コルネの穴に好きな具材を入れてオリジナルパンが作れる『からっぽコルネ』は、岡崎の新名物になりそうな予感がします。
街歩きのお供に!岡崎カレーパン
「岡崎に来たら、まずカレーパン!」という合言葉があるほど、岡崎カレーパンは岡崎観光に欠かせません。店ごとに特徴の違う岡崎カレーパンですが、300円前後の価格が中心になっており、お手軽に購入することができます。
岡崎カレーパン街道
愛知県では、県産の農林水産物や加工品で地域振興などに取り組む地域を「食と花の街道」として認定しています。
岡崎市は2020年に「岡崎カレーパン街道」として認定を受け、現在は市内の飲食店またはキッチンカーなど約25件の店舗で岡崎カレーパンが販売されています。
人気のお取り寄せ岡崎カレーパン
「岡崎には行けないけど、岡崎カレーパンは食べたい!」という方には、お取り寄せがおすすめです。
メディアで頻繫に取り上げられる人気のお取り寄せグルメ『あっぱれ!岡崎カレーパン』をご紹介します。
あっぱれ!岡崎カレーパン
岡崎カレーパンブームが誕生するきっかけになった、株式会社サンクレールの『あっぱれ!岡崎カレーパン』は、全国発送が可能。
米粉を使ったもっちり食感のパンはほんのり甘く、噛めば噛むほど美味しさが広がります。
パンの中には、甘めながらもコクと旨味がギュッと詰まった特製のカレーフィリングがたっぷり。八丁味噌の香りと、岡崎おうはんの旨味がクセになり、ついつい二個目に手が伸びてしまう美味しさです。
お取り寄せ岡崎カレーパンの温め方
「あっぱれ!岡崎カレーパン』解凍方法のしおりによると、下の二通りの方法で美味しく食べることができます。
- レンジ&トースター(またはオーブン)調理
- 自然解凍
レンジ&トースター
600wのレンジで30秒ほど解凍した後、180℃に温めたトースターまたはオーブンで5分ほど焼く。
途中でひっくり返しながら焼き、表面がカリっとなるまで加熱すれば完成です。焼き上がりから1分待って粗熱を取ってから食べるのがポイント。
自然解凍
常温で4時間ほど自然解凍し、冷たいままいただきます。『あっぱれ!岡崎カレーパン』は、冷たくても美味しいのです!
ぜひ、新感覚の冷たいカレーパンを味わってみてください。
また、お取り寄せもいいけれど、本場で岡崎カレーパンの食べ比べがしたい!という方に、岡崎市内の人気店をご紹介します。
岡崎カレーパンのおすすめ店舗!人気店をご紹介
グランクレール
石窯パン工房 グランクレール 日名店
- 岡崎カレーパン
- 岡崎市
- 岡崎公園前駅
Shop information
- 店名
- 石窯パン工房 グランクレール 日名店
- 住所
- 〒444-0915 愛知県岡崎市日名南町18-3
- 最寄駅
- 岡崎公園前駅
- 電話番号
- 0564-26-3907
- 営業時間
- 7:00~17:00
- 定休日
- 年中無休
情報は掲載時点の情報です。最新の情報は店舗へお尋ねください。
オレンジカウンティ
オレンジカウンティ上地店
- 岡崎カレーパン
- 岡崎市
- 岡崎駅
Shop information
- 店名
- オレンジカウンティ上地店
- 住所
- 〒444-0823 愛知県岡崎市上地3-7-10
- 最寄駅
- 岡崎駅
- 電話番号
- 0564-53-8271
- 営業時間
- 10:00~14:30
- 定休日
- 月曜・水曜日
情報は掲載時点の情報です。最新の情報は店舗へお尋ねください。
Cafe&Restaurant TOY BOX
Cafe&Restaurant TOY BOX
- 岡崎カレーパン
- 岡崎市
- 男川駅
Shop information
- 店名
- Cafe&Restaurant TOY BOX
- 住所
- 〒444-0008 愛知県岡崎市洞町宮の腰19-4
- 最寄駅
- 男川駅
- 電話番号
- 0564-26-3251
- 営業時間
- [平日] 11:00〜15:00(L.O.14:30) 18:00〜21:00(L.O.20:30) [土・日・祝] 11:00〜15:00(L.O.14:30) 17:00〜21:00(L.O.20:30)
- 定休日
- 月曜日(祝日の場合は、翌日振替休業)
情報は掲載時点の情報です。最新の情報は店舗へお尋ねください。
岡崎カレーパンを片手に岡崎の街を歩く
岡崎食材を使った「岡崎カレーパン」は、お店ごとにこだわりのある個性豊かな味を楽しむことができます。
岡崎市内で食べ比べをすれば、きっとあなた好みの「岡崎カレーパン」に出会えるはずです。ぜひ、岡崎カレーパンを片手に、岡崎の街を散策してみてください。