夏の西尾市と言えば、「西尾かき氷」です!!西尾市では、2018年から毎夏、地域の食材を使ったフォトジェニックな「西尾かき氷」を食べる「西尾かき氷スタンプラリー」が開催されており、今年で6年目となります。

実はInstagramでは「#西尾かき氷」のハッシュタグが6000件以上も投稿されており、とっても盛り上がりを見せているイベントなんです。

一刻も早くスタンプラリーをクリアしたい調査員2名が、開催翌日に早速行ってまいりました!

今回はその様子をお届けします!

目次

抹茶の里、西尾 

愛知県中南部に位置する西尾市は、三河湾と矢作川、丘陵地に囲まれた街。温暖な気候と、矢作川がもたらす豊かな土壌に恵まれており、農業が盛んに行われています。

なかでも、96%以上が抹茶の原料となる「てん茶」の生産量は全国の約20%を占めており、日本有数の抹茶の里として知られています。

2009年には、西尾市と周辺地域の特産である「西尾の抹茶」は特許庁の地域ブランドに認定され、茶分野で抹茶に限定した初のブランドとなりました。アイスクリームやチョコレート、抹茶ラテなど様々なスイーツにも使われています。

調査員F

「抹茶の里」である西尾市は、「スイーツの里」でもあるんですね!

「西尾の抹茶」の歴史

西尾の抹茶には、740年もの歴史があります。1271年創建の実相寺境内に寺の開祖・聖一国師がお茶の種をまいたことに始まり、西尾には現在まで高い品質を保った茶の栽培と、抹茶文化が息づいています。

「西尾の抹茶」の特徴

西尾の抹茶は、愛知県西尾市、安城市で生産された茶葉を同地域において、てん茶加工・仕上げ精製し、茶臼挽きした抹茶のことと定義されています。

伝統的な「棚式覆下栽培」を守り、新芽の生育中、茶園を遮光資材で被覆し、一定期間光を遮って育てているのが特徴です。これにより、露店で栽培される茶にはない鮮やかな緑色を保ち、独特の芳香やうまみを逃さない茶葉になります。

西尾かき氷とは 

そんな西尾市では、抹茶など地域の食材を用いたかき氷文化も盛ん。夏と言えばやっぱり冷たいスイーツ!ということで、オシャレでユニークなかき氷がたくさん西尾で生まれています。

西尾かき氷とは、

  1. 西尾の食材を使うこと
  2. 食べ方に独創性があること
  3. フォトジェニックな見た目であること

これらの条件を満たしていると判断されたお店のみ名乗ることができる西尾のスペシャルなブランドの1つなんです!もちろん味にもこだわっていて、食べてよし、見てよしの贅沢なかき氷ばかりです。う~ん、全部気になる・・

西尾かき氷スタンプラリーとは 

2018年から西尾市観光協会が主催で、西尾かき氷を食べまわるイベント「西尾かき氷スタンプラリー」が開催されています。毎年たくさんの西尾かき氷が対象となり、いくつかの店舗でスタンプを集めると、抽選で豪華賞品がもらえるキャンペーン。

「西尾かき氷スタンプラリー」は、6年目を迎える今年も早速始まっています。掲載店舗も年々増えているんですよ!

「行くしかない!」ということで、7/14に始まったばかりの「西尾かき氷スタンプラリー2023」にスタートダッシュしてきました。

西尾かき氷スタンプラリー2023の詳細/参加方法

西尾のかき氷

西尾かき氷スタンプラリー2023の詳細はこちらから。

基本的に冊子を持っていれば参加できますが、冊子を持っていない人や家に忘れたという方も、以下の手順からアプリ版でスタンプラリーに参加することができます。

参加登録

「西尾市観光協会スタンプラリー」アプリをダウンロードします。

スタンプラリー

西尾市内の対象店舗で「西尾かき氷」を注文。アプリからお店にあるQRコードを読み取り、スタンプを集めます。

抽選応募

スタンプを3種類集めるとアプリ上に表示される「抽選応募」のタブから抽選に応募できます。

抽選応募時に個人情報をいくつか入力して、応募完了です!簡単!!

「西尾かき氷スタンプラリー2023」参加レポート!

というわけで、気温は34℃の猛暑の中、西尾市までやってきました!取材当日はちょうど西尾祇園祭の日だったため、市内は人でにぎわっていました。

西尾祇園祭

毎年西尾で開催される、西尾祇園祭の公式サイトです。

西尾観光案内所でおすすめをチェック!

右も左も分からないまま西尾にやってきた調査隊。そんな時はプロに聞くのが早し!ということでやってきたのは観光案内所。観光案内所では名所やイベント、お土産など地域の観光情報を提供してくれるため、旅行で訪れた方にはおすすめの場所です。

西尾観光案内所は駅から徒歩1分にあり、希望に応じた茶店を紹介してくれました。電動自転車の貸し出し(有料)も行っているため、電車で来た方もスイスイ観光地を巡ることができますよ!

電動レンタル自転車「まーちゃ号」で西尾を回ろう!

電動自転車の貸し出しはこちらから予約することができます。要予約となっているので検討中の方はお早めに。

調査員F 

車で来る場合は、西尾コンベンションホールに駐車すると、案内所内で駐車券の処理をしてもらえます!パンフレットもたくさんもらえて、満足~😊

茶畑に囲まれて抹茶かき氷を 

観光案内所にも寄って準備万端、ということでまず向かったのは稲荷山茶園公園。国内有数の抹茶生産量を誇る西尾の茶畑を一望でき、近くには抹茶かき氷がいただけるお茶屋さんがいくつもあります。

西尾の抹茶発祥の地である実相寺も徒歩圏内にあるため、抹茶好き必見のスポットですね。

  • 稲荷山茶園公園
    住所:〒445-0894 西尾市上町稲荷山TEL0563-57-7882(西尾市観光協会)
    電話番号:0563-57-7882(西尾市観光協会)
    駐車場:3台

茶房 AOI(葵製茶)

猛暑の中、かき氷食べたい欲を高めながら茶畑を歩いていると、「葵製茶園」の看板が。どうやら近くに葵製茶が経営する茶屋があるらしい・・しかも、「西尾かき氷スタンプラリー2023」の対象店です。

ということで稲荷山茶園公園から車で5分走り、記念すべき一つ目のスタンプを集めるべくやってきた「茶房 AOI」。和モダンで落ち着いた雰囲気の店内で、対象メニューの「濃茶氷 葵の誉」をいただきました。

濃茶氷 無源蔵 濃茶/1800円

濃茶仕立てに練り上げたこだわりの茶道用抹茶を、ベースの抹茶氷にかけていただく贅沢な一品。うまみが凝縮された抹茶が、ベースの抹茶ソースの甘味を引き立てます。

食べ進めていくと、中から抹茶アイス、白玉、あんペーストが顔を出し、最後まで満足感たっぷりです。ごちそうさまでした。

Shop information

店名
茶房 AOI(葵製茶)
住所
〒445-0894 愛知県西尾市上町上屋敷7−番地 2F
最寄駅
桜町前駅
営業時間
10:00〜17:00
定休日
毎週火~木曜日

情報は掲載時点の情報です。最新の情報は店舗へお尋ねください。

松鶴園本店 茶房「茶遊」

まだまだ止まってられない!次に訪れたのは、松鶴園本店 茶房「茶遊」。松鶴園は老舗のお茶屋さんで、お茶を買いに来る地元の方から、県外から来た観光客で賑わっていました。

併設するカフェ、茶房「茶遊」ではかき氷のほかにも、松鶴園の抹茶を使用した食事やスイーツが楽しめます。

西尾城 極み/1200円

スタンプラリーの指定メニューは、「西尾城 極み」。自家製の抹茶蜜がかけられた口どけやわらかなふわふわ氷。それだけでも贅沢なのに、さらに抹茶ぷりん丸ごと1個、ゼリー、ソフトクリーム、小豆や白玉をトッピング。

まさに城さながらの迫力をもった、西尾かき氷の名に恥じない一品です。これだけてんこ盛りだともしかしたらくどくなっちゃうかも?と思いましたが、抹茶ぷりんの甘さが控えめであったり、飽きの来ない上品なかき氷でした!ごちそうさまでした。

ギャラリースペース「美空間 松遊(しょうゆう)」もおすすめ!

2階にあるギャラリースペースでは、地元で活動する画家や陶芸家の作品展示を見ることができ、抹茶だけでなく芸術文化にも触れることができます。調査当日は、西尾で70年間(!)絵画を追及されてきた鳥山光さんの展覧会が開かれており、ご本人とお話をすることもできました。

調査員N

展覧会は定期的に入れ替わりがありますが、基本的に全て無料で観覧できます。作家の方と直に交流して、プロのこだわりを伺うこともできます。このように地域の文化にふれる場所があるのはとても魅力的ですね!

Shop information

店名
松鶴園本店 茶房「茶遊」
住所
〒445-0894 愛知県西尾市上町南荒子50−2
最寄駅
桜町前駅
営業時間
10:00~18:30 L.O 17:30
定休日
水曜日

情報は掲載時点の情報です。最新の情報は店舗へお尋ねください。

郊外に足を伸ばしてフルーツかき氷を 

1日でかき氷をいくつも食べる機会はそうそうないもので、出発時には「たくさん食べるぞ〜」と意気込んでいた調査員2人もいつの間にか失速気味に。しかし「西尾かき氷スタンプラリー2023」を最速でコンプリートするんだ…!という思いで、次の店に向かいます。

抹茶の印象が強い西尾かき氷ですが、西尾はいちごなどフルーツの生産も盛んです。スタンプラリーでも、西尾産の果物を使ったフルーツかき氷がたくさんラインナップされています。

抹茶かき氷もおいしいけど、さっぱりしたものでスタンプラリーのラストを締めたい!ということで、調査隊は郊外へ。

King Farm Cafe

やってきたのは駅周辺から15分ほど車で走ったところにある「King Farm Cafe」。併設された自社農園でいちごやトマトを栽培しており、地元の素材を使ったバウムクーヘンも人気のお店です。

100%削りいちご/1000円

ここでいただけるかき氷は、「100%削りいちご」。その名の通り、農園で収穫した完熟いちごをまるごと冷凍し削り出した「100%いちご」の贅沢かき氷です。

氷とは思えない、酸味のあるクリーミーでふわふわなかき氷に、自家製いちごソースと練乳をかけていただきます。ジャムに近いいちごソースは果実感たっぷりで、爽やかながらとってもジューシーなかき氷でした!トッピングされているサクサクのバウムクーヘンラスクは、レジ横で購入することもできますよ。

Shop information

店名
King Farm Cafe
住所
愛知県西尾市西浅井町坂下6-1
最寄駅
桜町前駅
営業時間
モーニング9:00~11:00 ランチ11:00~14:00 スイーツ・パフェ11:00~17:00
定休日
水曜日

情報は掲載時点の情報です。最新の情報は店舗へお尋ねください。

さて、これで「西尾かき氷スタンプラリー2023」の旅は終わり。美味しいかき氷をお腹いっぱい食べられて幸せです。

全てのかき氷に、ごちそうさまでした。

西尾のかき氷で夏を満喫しよう! 

じゃじゃ~~~ん!!!!

猛暑の中、なんとか1日で「西尾かき氷スタンプラリー2023」をコンプリートすることができました!💪💪💨スタンプが全て集まったときの達成感は格別ですね!

それにしても、改めて西尾にこれほどたくさんのバリエーションのかき氷があることに驚きました。33の参加店舗それぞれのかき氷に、色んな形の西尾愛がぎゅぎゅっと詰まっています。

スタンプラリーの期間は、2023年7月14日から10月9日までとなっています。かき氷を愛してやまない方も、意外とかき氷を食べる機会がなかった方も、是非この機会に奥深い#西尾かき氷 の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。