毎年4~5月ごろになると花を咲かせる春の風物詩、ネモフィラ。茨城県の国営ひたちなか海浜公園で「美しい青色の絨毯」として有名になりました。

そんなネモフィラですが、東海地方や愛知にも多くの名所があり、見どころが盛りだくさん。

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今回は、2025年に愛知県で見られるおすすめのネモフィラ名所を9か所ご紹介します。GWや春のお出かけ、旅行の参考にしてみてください♪

目次

ネモフィラとは?魅力と人気のワケ

ネモフィラの特徴と魅力

秋に種をまくと4~5月ごろに開花するカリフォルニアが原産の一年草、「ネモフィラ」。美しい青色と可憐な花びらが特徴で、花言葉はまさにイメージそのままの「可憐」です。

代表的な品種の「インシグニスブルー」は澄んだ空のような淡い青色の花が這うように咲くため、一面にたっぷりと群植することでカーペットのような風景になります。

ネモフィラが大ブームに

ひと花ひと花は控えめな見た目から、これまであまり目立つことはありませんでしたが、茨城県の国営ひたちなか海浜公園が「ネモフィラを広大な丘一面に植える」という試みを行ったことがきっかけでブームに。

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2012年にFacebookのページ「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」で11位にランクインしたことを皮切りに、InstagramなどSNSで徐々に火がついていったんですね。

それ以降、Instagramを中心に各地でネモフィラ畑がゴールデンウィークの観光スポットとして大人気に。「映える」絶景の火は消えることを知らないようです。

■【2025年】愛知・名古屋のネモフィラ畑9選

それでは、2025年に愛知県内でネモフィラが見られる名所を厳選してご紹介します!ゴールデンウィークのおでかけスポットとしてぜひ足を運んでみてください!

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東海エリアでは、例年4月中旬~5月中旬が見頃になる場所が多いです!

農業文化園・戸田川緑地(名古屋市)

花の丘にひろがる青色のじゅうたん

名古屋市南西部で最大規模の都市公園「農業文化園・戸田川緑地」。緑が多く、四季折々の景色を楽しめるほか、園内の「とだがわこどもランド」は家族にぴったりの子連れスポットとなっています。

第1駐車場のすぐそばにある「花の丘」では、約1000平方メートルの丘に一年を通じて様々な花が咲き、フォトスポットとして人気。5月ごろにはネモフィラが見頃になります。

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お花畑は中まで入れるので、ネモフィラをバックに写真を撮るのも楽しい!SNS映えする一枚をぜひ撮影してみてはいかがでしょうか♪

農業文化園・戸田川緑地 アクセス・基本情報

  • ネモフィラの見頃:4月中旬~5月中旬
  • 住所:〒455-0873 名古屋市港区春田野2-3204
  • アクセス:
    【公共交通機関①】名古屋市営地下鉄 名港線「東海通」駅、東山線「高畑」駅、あおなみ線「港北」駅から市バス「河合小橋」行、「南陽支所」バス停下車 北へ徒歩約5分
    【公共交通機関②】JR「春田」駅から市バス「南陽巡回」(右回り)「戸田川緑地」バス停下車 徒歩すぐ
  • 駐車場:無料駐車場あり

鶴舞公園(名古屋市)

名古屋市最初の都市公園であり、市民の憩いの場として愛され続ける「鶴舞公園」。春に咲く桜をはじめ、さまざまな四季折々のお花が楽しめます。あまり知られていませんが、ネモフィラが見られる穴場スポット。

洋風の噴水塔の近くには、5月ごろになるとネモフィラが満開に。メルヘンな洋風庭園の中で、森の妖精のようなネモフィラの干渉を楽しんでみてください。

鶴舞公園 アクセス・基本情報

  • ネモフィラの見頃:4月中旬~5月中旬
  • 住所:〒466-0064 名古屋市昭和区鶴舞1
  • アクセス:
    【公共交通機関①】JR中央線「鶴舞」駅から徒歩すぐ
    【公共交通機関②】名古屋市営地下鉄鶴舞線「鶴舞」駅よりすぐ
  • 駐車場:有料駐車場あり

愛・地球博記念公園(長久手市)

ポピーとネモフィラの競い咲きも見どころ

長久手市にある、愛知万博会場跡地に開設された広々とした公園「愛・地球博記念公園」。ジブリの世界観を満喫できるテーマパーク「ジブリパーク」があり、昨今国内外から注目を集めているスポットです。

園内にある大芝生広場のお花畑では、春になると約2000㎡の面積に咲き誇るネモフィラが見ごろに。赤い花のシャーレポピーも同時期に咲き始めるので、赤と青のコントラストもご一緒に楽しんでみてください。

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白色の「市民交流センター」をバックに写真を撮ると、ネモフィラの淡い青色が映えて◎です。

愛・地球博記念公園 アクセス・基本情報

  • ネモフィラの見頃:4月中旬~下旬(予定)
  • 住所:〒480-1342 長久手市茨ケ廻間乙1533-1
  • アクセス:東部丘陵線(リニモ)「愛・地球博記念公園」駅より徒歩すぐ
  • 駐車場:有料駐車場
  • 営業時間:【4月~10月】8:00~19:00【11月~3月】8:00~18:30
  • 定休日:火曜日、年末年始 ※春・夏・冬休み期間は開園

愛知牧場(日進市)

動物とふれあいながらお花畑も満喫

愛知牧場・通称「あいぼく」は、名古屋からのアクセスもいい日進市にある無料の観光牧場。しぼりたて牛乳やジェラートが購入できるほか、動物にエサをやったり、乳しぼりや乗馬体験ができたりと子供から大人まで楽しめるアクティビティもあります。

季節ごとに違った風景を楽しめる「季節のお花畑」(料金100円)では、春になると美しいネモフィラが咲きます。フォトスポットとしても人気なので、ぜひネモフィラに包まれてフォトジェニックな写真を撮影してみてください。

愛知牧場 アクセス・基本情報

  • ネモフィラの見頃:4月中旬~5月上旬
  • 住所:〒470-0111 日進市米野木町南山977
  • アクセス:名鉄豊田線(地下鉄鶴舞線に相互乗り入れ)「黒笹駅」より徒歩約10分
  • 駐車場:500台 土日祝に限り1台500円 ※例外あり。公式サイト参照
  • 営業時間:【季節のお花畑】9:00~17:00 ※その他施設によって異なる
  • 定休日:火曜日
  • 入園料:無料 【花畑】100円(2歳以下無料)

観光農園花ひろば(南知多町)

ひろ~い農園でネモフィラをお花摘み

知多半島の南端、南知多町の温暖な気候を活かした観光農園「観光農園花ひろば」。広大な敷地を四季折々の花々が彩り、春は菜の花やネモフィラ、夏はひまわり、コキア、アジサイなどよりどりみどりです。

春にはGWあたりを目安にネモフィラが見ごろを迎えます。園内のお花はなんと1人10本まで(※ひまわりは5本まで)自分で摘んで持ち帰ることができます。おうちに帰ってからも花瓶に生けて鑑賞を楽しんでみてください!

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春から初夏にかけてはいちご狩り、夏はメロン狩りと季節の味覚狩りもぜひ一緒に楽しんでみてください♪

観光農園花ひろば アクセス・基本情報

  • ネモフィラの見頃:4月中旬~5月中旬
  • 住所:〒470-3411 知多郡南知多町豊丘高見台48
  • アクセス:名鉄「名古屋」駅から、「内海」駅で南知多町コミュニティバス(海っ子バス)に乗換え、「プラスチック団地・花ひろば前」バス停下車。徒歩20分
  • 駐車場:あり 無料
  • 営業時間:8:00~17:00
  • 定休日:1月1日・2日・3日
  • 入園料:大人(中学生以上)800円、小学生400円 ※未就学児は無料

国営木曽三川公園 138タワーパーク(一宮市)

愛知・岐阜・三重の3県にまたがって位置する国内最大級の国営公園・木曽三川公園の一角を担う「138タワーパーク」。一宮にあることにちなみ138メートルのツインアーチ138がシンボルとなっています。

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公園内タワー東側には、約3万6000株のネモフィラ畑が広がっており、木曽川の川風にゆらゆらと揺れる様子が見られます!

4月から5月初旬にかけては「スプリングフェスタ」も開催。ネモフィラは見るだけでなく、畑のお手入れ体験イベントもあります!ゴールデンウィークに家族や友人と参加してみるのもいいですね!

138タワーパーク アクセス・基本情報

  • ネモフィラの見頃:4月上旬~5月上旬
  • 住所:〒491-0135 一宮市光明寺浦崎21-3
  • アクセス:
    【公共交通機関①】名鉄「名鉄一宮」駅またはJR「尾張一宮」駅から名鉄バス「138タワーパーク」バス停下車すぐ
    【車①】名神高速「一宮IC」下車、国道22号を北上約20分
    【車②】東海北陸自動車道「一宮木曽川IC」より約8分
  • 駐車場:無料駐車場あり
  • 営業時間:9:30~17:00
  • 定休日:第2月曜日 ※時期により異なる

フラワーパーク江南(江南市)

国営木曽三川公園内に位置する「フラワーパーク江南」。四季を感じる色とりどりの草花を鑑賞することができ、春にはネモフィラをはじめハナナやアリウム、チューリップなどが見られます。

ネモフィラが植えられているのは、公園中央・クリスタルフラワー付近にあるメイン花壇。青いじゅうたんのような美しい形式を楽しんでみてください。

フラワーパーク江南 アクセス・基本情報

  • ネモフィラの見頃:4月中旬~5月上旬ごろ
  • 住所:〒483-8008 江南市小杁町一色
  • アクセス:
    【車】名神高速道路「小牧IC」より約11㎞・東海北陸自動車道「岐阜各務原IC」より約8㎞
    【公共交通機関】名鉄バス江南団地経由江南厚生病院行き乗車「音楽寺」下車、徒歩約10分
  • 駐車場:460台 無料
  • 営業時間:9:30~17:00
  • 定休日:第2月曜(休日の場合は翌平日)、12月31日、1月1日

油ヶ淵水辺公園(碧南市)

安城市と碧南市にまたがって位置する「油ヶ淵水辺公園」では、園内の「自然ふれあい生態園」でネモフィラが花を咲かせます。

「ネモフィラの丘」と名付けられたお花畑では、こじんまりとはしていますが通路に沿って一面に咲く青いネモフィラが美しい光景に。知る人ぞ知る穴場スポットです。

油ヶ淵水辺公園 アクセス・基本情報

  • ネモフィラの見頃:4月中旬~5月上旬ごろ
  • 住所:〒444-1213 碧南市油渕町2-33 
  • アクセス:【公共交通機関】JR安城駅からあんくるバス「油ヶ淵水辺公園前」下車すぐ
  • 駐車場:あり
  • 定休日:【油ヶ淵水辺公園管理事務所及びぶらリン休憩所】年末年始(12月28日〜1月3日)
  • 料金:無料(室内広場は有料)

市民四季の森(小牧市)

小牧市にある総合公園「市民四季の森」。その名の通りバラ園や野草広場などで四季おりおりの自然を楽しめます。アスレチックも充実し、家族でのおでかけにぴったりなスポット。

2025年は野草広場にネモフィラが植えられ、美しい風景が見られます。同じ時期にチューリップや芝桜も見られるので、春の訪れを感じさせてくれるはず。

市民四季の森 アクセス・基本情報

  • 住所:〒485-0802 小牧市大字大草5786-1
  • 駐車場:無料 613台
  • 営業時間:
    【10~2月】9:00~17:00
    【3~5月】9:00~18:00
    【6~9月】9:00~19:00
  • 定休日:第4木曜日(祝日の場合は翌平日)
  • 利用料金:無料(ディスクゴルフ、パークゴルフ、バーベキュー施設は有料)

今が旬!青い絶景「ネモフィラ」を見に行こう

いかがでしたでしょうか。今回は、美しい青色が一帯を埋め尽くす、愛知のネモフィラ名所をご紹介しました。

花畑は、日々の忙しい日常からはなれ心をリラックスさせられる場所です。ぜひカメラを持って出かけて、ネモフィラの美しい青色に包まれながらやすらぎのひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。