電車は、なぜだかワクワクする乗り物ですよね。子どもたちにも、電車はなぜか人気ですよね。すっかり大人になった今頃ですが城北線の調査に行って以来、電車が気になる調査員…。

今回は、名古屋周辺の電車を無料で楽しめる施設とスポットをご紹介します。

実際に足を運び、子どもたちに混じって思い切り楽しんできてしまいました!愛知に来たら電車に乗って、電車を見に行きましょう!!

目次

古い地下鉄と路面電車が見られる「レトロでんしゃ館」

レトロでんしゃ館の入り口の写真
入り口から見える建物の「奥」にレトロでんしゃ館

一番言いたいことは、ここが無料の施設であることです。地下鉄鶴舞線(水色ラインの電車)に乗って、名古屋を出て日進市赤池駅で下車。2番出口から徒歩10分。

館内には、実際に名古屋市内を走っていた市電(路面電車)3種と地下鉄が1種展示されています。レトロな車両が、館内にギュッと並んでいます。車両の他には、名古屋を模したジオラマ。車掌さんの制服、看板や信号なども展示されています。

名古屋の地下鉄は、黄色い電車だった

地下鉄100形を正面から

まずは、黄色い車両から見ていきましょう。

黄色の可愛い車体のこの電車は、昭和32年の地下鉄開業当時に名古屋〜栄町間を走っていた100形。車両に乗り込むことができるのですが、ドア付近の床面はちゃんと駅のホームのように装飾されているのにも注目。

運転席にも入ることができ、椅子にも座ったり触ったりできます(展示物なので乱暴に触らないようにしましょう)。運転席からの眺めも体感できるので、「出発進行!」なんてリアル電車ごっこができちゃいます。楽しい!!

地下鉄100形車輪の写真
車輪もこんなに近くから見れます

調査員O

こんな位置から電車を見られます!電車の大きさを実感しました

電車の下を覗きこめば、ちゃんと線路の上に車体が乗せられています。普段は絶対に目にすることができない位置から電車を見ることができるのは、貴重な体験ですね。

路面電車3種の車体は、レトロでかわいい!

市電2000型と市電3000型の写真
←2000型と3000型→

レトロ感満載の路面電車は、1400型・3000型(連結2車両)・2000型が並びます。

もちろん車内に乗り込むことができるので、各車両の異なる内装なども見ることができます。運転席にも立ち入ることができ、ハンドルなども触ることができるのが楽しい!

こちらも、乗り場付近の床面はホームっぽく装飾してあり、なおかつ停留所看板もあったりするのでより雰囲気を楽しめます。

また、プレーコーナーと2000型の間に、市電の運転台が展示されています。この運転台、ハンドルを動かせるんです!ハンドルは子どもにはちょっと重たいかもしれませんが、ガチガチガチと太い音を立てながら回すことができます。

調査員O

このハンドルの感触は、リニア・鉄道館の在来線シュミレーターの運転ハンドルと同じ感じでした。
リニア・鉄道館も調査してきたので、コラム公開までお楽しみに♪

2000型運転席から見える運転台(画面右下)

運転台の隣には、プレーコーナーがあります。

市バスや市電を自分でデザインできるんです(小学生以下のお子さまは、自分のデザインしたものを印刷して持ち帰れます)
他にもクイズや資料検索ができるので、ぜひ試してみましょう!

プレーコーナーで自分だけの車両をデザインしよう!

調査員が個人的に心が躍ったのは、精密につくられたジオラマ!

名古屋っぽい街を、地下鉄車両やJRの車両が走り抜けていきます。この走っている車両、なんと運転できるんです。
ダイヤルで発車〜加速〜停車が調整できます。

駅から出発し、違う駅のホームに停車させるといった遊び方ができます。ホームに停車させるのが、思いのほか難しい。減速・ブレーキのタイミングが難しく、何回か挑戦しましたが上手にホームピッタリに停車させることはできませんでした。運転センスの問題でしょうか…。

調査員O

ガラスの映り込みで、ジオラマの上手な写真が撮れませんでした…(涙)

その他にも、地下鉄や市電に関する展示がたくさんあります。車体に取り付けられていた看板や、車掌さんの制服などもあり、見ているだけでも十分たのしめました。

レトロでんしゃ館の詳細情報

  • 住所:日進市浅田町笹原30(名古屋市交通局日進工場北側)
  • 開館時間:10:00〜16:00
  • 入館料:無料
  • 休館日:水曜日(水曜日が休日の場合はその直後の平日)、年末年始(12/29〜1/3)
    ※その他、状況によって臨時休館する場合があります。
  • アクセス:名古屋市営地下鉄鶴舞線「赤池駅」より徒歩7分

電車を見るならココ!黄金駅〜ささしまライブ駅周辺

名古屋駅の南側。黄金駅〜ささしまライブ駅周辺は、名古屋駅に乗り入れる各路線やJR東海の車両基地や操車場が存在します。いつでも電車の車両が見られるスポットになっているんですよ。

ここでは、名古屋駅から電車で行く電車を見られるスポットめぐりをご紹介。

①黄金跨線橋から扇状に広がる線路を眺める

黄金跨線橋からの景色

まずは、名古屋駅から近鉄線で、黄金駅へ。

黄金駅下車すぐにある「黄金跨線橋(こがねこせんきょう)」からは、JR東海車両基地を一望することができます。ここからは車両基地だけでなく、転車台も見ることができます。

現在は使用が終了してしまったとの情報もありますが、転車台は変わらずに見ることができます。転車台の向こうには、整備中の車両を見ることができます。

転車台とは=機関車・自動車などをのせて向きを変えるのに使う回転台。

参考;コトバンク

黄金跨線橋に上る階段の途中からも、走り抜けていく近鉄の車両が間近でみられるのでおすすめ。電車の行き来も多いので、飽きずに見ていられますし、転車台とともにずらっと並んだ線路も圧巻の電車スポットです!

調査員O

転車台は、なにか工事をしていました。今後、どうなるのか気になりますね!

黄金跨線橋で子供と電車見る際の注意リスト

  • 車通りの多い道の歩道から見るので、手は離さないように
  • 手すりが高いので、抱っこしないと見えない
  • 路上駐車は絶対ダメ!近隣のコインパーキングを利用しましょう

黄金跨線橋の詳細情報

  • 住所:名古屋市中村区黄金通7丁目
  • アクセス:近鉄名古屋線「黄金駅」より徒歩3分

②整備車両がすぐそこに!向野橋

黄色の橋が向野橋です

黄金跨線橋から、線路の横を名古屋駅に向けて歩くこと7分ほどで次なる電車スポット向野橋。

黄色の鉄橋なので、すぐわかります。ここは車両は通行禁止ですが、自転車の往来はあるので注意は必要です。広々とした通路幅のある橋の上からは、名古屋駅のシンボルツインタワーを遠景に、眼下にはJRの車両整備場がすぐ近くに見れます。

働く人たちの動きも見えるので、走っている電車とはまた違った雰囲気が楽しめます。フェンスタイプの手すりなので、お子さまでも電車がしっかり見られるのもおすすめポイント

調査員O

劇場版アニメ「ゆるキャン△」にも出てくる向野橋。現存する19世紀のトラス橋では最長だとか。電車を見るだけじゃもったいない、向野橋。

向野橋の詳細情報

  • 住所:名古屋市中村区長戸井町1
  • アクセス:近鉄名古屋線「米野駅」より徒歩7分

③新幹線と在来線のコラボが見れる!ささしまライブ米野歩道橋

長い長い米野陸橋

向野橋からまた線路沿いに歩くこと10分ほどで、長い陸橋が見えてきます。次なる目的地、ささしまライブ駅に行くための米野陸橋です。

陸橋の上に登ると、高い手すりとガラスの壁に囲まれた長い通路にたどり着きます。ここからも電車がよく見えるのですが、高い手すりとガラスでちょっと見づらいのが残念。

橋の隙間から見るとこんな感じ

ささしまライブ駅付近の、ガラスのない箇所からは在来線・あおなみ線の車両と、タイミングによっては新幹線が同時に見ることができます!

調査員O

ガラスのない隙間からでも、電車がしっかり見られます!

ささしまライブ米野歩道橋の詳細情報

  • 住所:名古屋市中村区平池町4丁目
  • アクセス:あおなみ線「ささしまライブ駅」より徒歩3分

名古屋周辺の電車スポットは今後も追跡調査!

無料の施設と名古屋駅のすぐ近くの電車を見られるスポットをご紹介しました!

愛知には、まだまだ電車が見られるスポットがあるので、今後も追跡調査をしていきたいと思います。
お楽しみに!!
名古屋のローカル鉄道「城北線」に乗ってみたコラムも公開中です。

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