意外と知られていない名古屋めし？「インディアンスパゲッティ」を食べに行こう！

名古屋の喫茶店定番メニューといえば、鉄板ナポリタンですね。名古屋に住んでいる方、訪れたことがある方は食べたことがあるのではないでしょうか。

鉄板ナポリタン

日本生まれの定番パスタ料理である「ナポリタン」は、全国の老若男女に愛されている料理です。その中で、愛知県の名古屋から派生したナポリタンが登場し、「鉄板ナポリタ…

名古屋の鉄板スパゲッティは、トマトケチャップで味付けするナポリタン（イタリアン）が有名ですが、実は「インディアン」というものも提供されており、こちらも立派な名古屋めしのひとつです。

今回は、隠れ名古屋めし「インディアンスパゲッティ」について、その実態と、提供しているお店を紹介していきます。

インディアンスパゲッティとは？

インディアンスパゲッティ（インデアンスパゲッティ）は、スパゲッティにカレーをかけたもの、もしくはカレー粉で味付けされたスパゲッティです。

カレーライスのライスがスパゲッティになったもので、カンタンに作れることから家庭料理としても親しまれています。

中日新聞の記事ではインディアンスパゲッティの詳しい作り方・レシピが掲載されています。

インディアンスパゲッティの名前の由来

「インディアンスパゲッティ」と聞いただけでは、ピンとイメージがわきませんよね。

インディアンスパゲッティの「インディアン」は、インドのこと。日本語にすると、「スパゲッティインド風」といったところでしょうか。アメリカの先住民のことではありません。

カレーパスタ、カレースパゲッティと同義ですが、あくまで呼び方は「インディアンスパゲッティ」！なんです。

インディアンスパゲッティの発祥

インディアンスパゲッティの発祥は明らかになっていません。カレーとスパゲッティというシンプルな組み合わせなので、いくつかの地域で同時多発的に生まれたものかもしれません。

ただ、実際に名古屋では「インディアンスパゲッティ」は浸透しており、喫茶店ではナポリタン（イタリアン）、ミートソースと並んで「鉄板スパゲッティ」の種類として提供されていることが多いです。

名古屋人はカレー好き？

名古屋でインディアンスパゲッティが浸透した理由に関しても明らかなものはありませんが、推測するとすれば、名古屋含む愛知県ではカレー味の食品に対して高い需要があるということ。

愛知県稲沢市には、食品メーカー「オリエンタル」の本社があります。戦前まで、日本ではカレーはたいへん手間のかかる料理でした。

戦後になりオリエンタルが主婦の手間を省くために日本で初となるルウタイプのインスタントカレー「即席カレー」を作り、よりカレーがより身近になったこともカレー需要の高まりの一因でしょう。

インディアンスパゲッティが食べられるお店7選

名古屋でインディアンスパゲッティが食べられる飲食店を紹介します。ランチにもディナーにもおすすめですよ。

【丸の内駅】喫茶ニューポピー

昭和52年創業の喫茶店「喫茶ポピー」を経て、四間道にオープンした「喫茶ニューポピー」。

下町情緒あふれる、古き良き喫茶店文化を受け継ぎながら新しさも取り入れる、四間道にぴったりの喫茶店です。レトロでオシャレな空間の中で、ゆっくりくつろぎの時間を過ごせます。

アツアツの鉄板に乗せられた、「鉄板インディアンスパゲッティー（1,100円）」。ソフト麺の食感がどこか懐かしく、ソースはしっかりとスパイシー。ボリューミーな見た目ですが、カレーの辛さが食欲を刺激し、はふはふと頬張りながらペロリと食べられてしまいます！

インディアンスパゲッティを食べたあとは、小倉トーストとコーヒーでひと息つくのも良いですね！

喫茶ニューポピー

4.0

50

• 小倉トースト
• 名古屋市
• 丸の内駅

【久屋大通駅】キッチンはせ家

久屋大通で洋食ランチを食べるならここ！1963年に純喫茶として開業し、1998年に改装してからは洋食屋として営業しています。

こちらの店では、「インディアンスパゲティ」（900円）が喫茶店時代から看板メニューとして親しまれています。太めの麺によく絡む、つぶつぶ食感が心地いい、甘めのカレーソースを楽しめます。

キッチンはせ家は鉄板ナポリタンもおすすめ！

キッチンはせ家

4.2

189

• 鉄板ナポリタン
• 名古屋市
• 久屋大通駅

【金山駅】金山ブラジルコーヒー

創業53年の歴史を持つ老舗喫茶店、金山ブラジルコーヒー（ブラジルコーヒー）。多くの人が行き交うターミナル駅の金山にある雑居ビルの1階で、昔から変わらない姿で営業を続けています。長く愛され続ける店だけあり、客層もサラリーマンから若い男女、年配の方など幅広いです。

そんな金山ブラジルコーヒーの鉄板メニューが、「鉄板インディアンスパゲッティ（850円）」。一時中止していたメニューでしたが、当代の店主が復活させたものだそう。もちもちのパスタと、スパイシーなカレーソースがよく合います。

昔から変わらないスタイルを貫き、今だからこそ新鮮に映る、そんなお店です。

金山ブラジルコーヒーは鉄板ナポリタンもおすすめ！

金山ブラジルコーヒー

3.9

95

• 鉄板ナポリタン
• 名古屋市
• 金山駅

【伏見駅】男前パスタ 伏見店

男前パスタは、伏見にあるあんかけスパゲッティ専門店です。ここではあんかけスパゲッティのソースのひとつとしてインディアンスパゲッティが提供されています。

お目当ての「インディアン（800円）」。カレーソースは甘めで、辛いもの、スパイシーなものが苦手な方でも安心して食べられます。麺が太めでもちもちなので、スパゲッティによく絡んでもりもり食べられます。ハンバーグのトッピングが人気となっているので、たくさん食べられる方は試してみてくださいね。（麺は通常メニューで300gです。）

【丸の内駅】パスタ・デ・ココ 中区丸の内一丁目店

名古屋の郊外発祥で全国に店舗展開するCoCo壱番屋。ココイチが運営するあんかけスパゲッティを中心としたパスタチェーン「パスタ・デ・ココ」でもインディアンスパゲッティが食べられます。

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あんかけスパゲッティ パスタ・デ・ココ(@pastadecoco_official)がシェアした投稿

名古屋の喫茶店のスタイルにならい、鉄板スパゲッティのメニューとして「ナポリタン」、「ミートスパゲッティ」、「カレーミート」の3種類があります。インディアンスパゲッティにあたるのは「鉄板自慢のカレーミート/875円」。

半熟卵をトッピングするとより楽しめますよ！

パスタ・デ・ココ 中区丸の内一丁目店はあんかけスパゲッティもおすすめ！

パスタ・デ・ココ 中区丸の内一丁目店

4.0

46

• あんかけスパゲティ
• 名古屋市
• 丸の内駅

【名古屋駅】スパゲッティハウス シェフ 名駅西店

名古屋駅から歩いて5分ほどにあるスパゲッティハウス 名駅西店。あんかけスパゲッティを主力とするこちらのレストランではシェフ特製のカレーソースを使った鉄板インディアンスパゲッティが食べられます。オーソドックスな「インディアン」は700円。あらびきウィンナーがのったインディアンウィンナー（850円）や、エビフライがのったインディアンスペシャル（1000円）もあります。

スパゲッティハウス シェフ 名駅西店のあんかけスパゲッティもおすすめ！

スパゲッティハウス シェフ 名駅西店

3.3

47

• あんかけスパゲティ
• 名古屋市
• 名古屋駅

【いりなか駅】コメダ喫茶店 本店

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コメダ珈琲店 公式(@komeda_coffee_official)がシェアした投稿

名古屋初の喫茶店といえば、コメダ喫茶店です。コメダでも人気のスパゲッティメニューとしてインディアンスパゲッティが食べられます。店舗によっては販売していないところもあります。

ソースは、11種のスパイスを使用したカレーソースに、玉ねぎ、人参、りんご、デーツと合い挽き肉を加え煮込み、ブイヨン、ウスターソースを加えたもの。喫茶店の懐かしい味わいが体験できますよ。

店舗によって販売価格が異なりますが、本店での価格は1000円です。

インディアンスパゲッティを食べてみよう

いかがでしたでしょうか？本記事では、「鉄板ナポリタン」「あんかけスパゲッティ」に並ぶ名古屋の定番パスタ、「インディアンスパゲッティ」についてご紹介しました。

「隠れ名古屋めし」も多い名古屋のご当地グルメの中で、まだ眠っていたのかと言いたくなる「インディアンスパゲッティ」。

老舗喫茶店や、スパゲッティ屋さんに行くとふと出会うこともあるかもしれません。ちょっとニッチな名古屋めしをぜひ食べてみてください！