名古屋駅から電車で30分ほどに位置する「安城産業文化公園デンパーク」。かつて農業先進国として知られ、「日本デンマーク」とも呼ばれた安城市にある花のテーマパーク。一年を通して約3300種類もの四季の花を楽しむことができます。
今回は、一年を通じて多種多様な花々が咲き、みどころ満載なデンパークを徹底レポートしてきました。大人から子供まで、家族でもデートでも楽しめるデンパークの見どころ、楽しみ方をご紹介します!
日本にいながら海外旅行気分を味わえるデンパークにぜひ行ってみてください!
目次
安城産業文化公園デンパークとは
安城産業文化公園デンパークは、安城市にある花と緑のガーデンパーク。かつて、全国の農業経営の模範となり「日本デンマーク」と呼ばれた安城市の自然をめいっぱい楽しめる観光施設です。
調査員F
デンマークという国名に、田園、伝統という日本語と公園のパークをなぞらえた名前がなんともおしゃれです…
園内は名前の通り、異国情緒あふれる庭園や建物が広がり、非日常的な空間の中でゆったりと流れる時間を過ごすことができます。
デンパークのチケット情報やアクセス
デンパークの入園料
デンパークのチケット料金は、以下のようになっています。
- 大人:700円
- 小・中学生:300円(小学生未満無料)
- シニア:560円
- 障がい者 大人:350円
- 障がい者 小・中学生:150円
支払いには、現金、クレジットカード(VISA・master・JCB)、交通系ICカード、電子マネーが利用できます。
※「デンパーク ディノランド」では別途3歳以上500円の入場料、室内あそび場「あそボ~ネ」では子ども500円、大人(同伴)300円、メルヘン号乗車は大人200円、小中学生・障がい者100円の料金が必要
平日にゆっくり遊べるお得なチケットも
デンパークでは、平日限定の個人パスポートも販売されています!大人1400円、小中学生600円で1年間平日に入園し放題のとってもお得なチケットです。平日にゲート窓口にて購入できます。
デンパークへのアクセス
デンパークへのアクセスは、公共交通機関を使用するならバスがおすすめです。デンパークの駐車場には、三角屋根が可愛らしい停留所があります。名鉄桜井駅・南桜井駅から出る「あんくるバス」で片道100円です。
車を使う場合は、国道23号知立バイパス「和泉(いずみ)インター」から約5分で到着します。JR安城駅からデンパークまでは「フラワーロード」と呼ばれる花が咲き並ぶ街道が続き、到着前からワクワクが止まりません。
それでは、実際にデンパークへGO!
デンパークの各種基本情報
- 住所:安城市赤松町梶1
- TEL:0566-92-7111
- 営業時間:9:30〜17:00(入園締切16:30、時期、イベントにより異なる)
- 定休日:火曜、祝日の場合は翌日休 1月は臨時休あり、12/31~1/1
- 料金:【大人】700円【小・中学生】300円
- アクセス:【公共交通機関】名鉄西尾線桜井駅から市内循環(あんくるバス)桜井西線で8分、デンパーク下車すぐ【車】国道23号知立バイパス「和泉(いずみ)インター」から約5分
- 駐車場:無料 乗用車1000台
- 公式HP:https://www.denpark.jp/
【デンパークの見どころ徹底レポート】入園するとトピアリーがお出迎え!
エントランスをくぐると、大きなトピアリーがお出迎え。トピアリーとは、お花型や動物型の大きな立体花壇のこと。デンパークにはいろんな形のものがあり、可愛いんです。エントランスにある大きな花のトピアリーは、中央ロゴ部分のベンチに座って写真撮影ができます!
デンマークの作家アンデルセンの童話「おやゆび姫」になった気分を味わってみては?
他にも、園内にはいろんなところに可愛いトピアリーがあります。いくつ見つけられるか、探してみてくださいね。
メルヘン号に乗って園内を散策してみよう
デンパークの園内は、およそ13万㎡もの広さを誇ります。歩いてすべて散策するのは大変・・という方もご安心ください。デンパークでは、約13分かけて園内を1周する汽車型バス「メルヘン号」が走ります。
乗車券はマーケット前の駅舎の券売機のみで販売しており、乗り場は正面ゲートを右に曲がった先のマーケット前です。子連れの方でも安心してのんびりと園内を回れるのでオススメです。
調査員F
運行は20分間隔。向こうから走ってくる可愛らしい見た目の汽車に出会うと、思わずテンションが上がります。
平日限定乗り放題チケットも
メルヘン号は、通常1回の乗車につき大人200円、小中学生・障がい者100円の運賃が必要ですが、平日限定で1日乗り放題チケットも販売されています。大人400円、小中学生200円でとってもお得です。
調査員F
降車専用の停留所からでも乗れるのがなにげに嬉しい・・
小さなお子様連れにやさしいデンパーク
お子様連れで広大な園内を散策する際にも、ベビーカーの無料貸し出しがあるので安心!他にも、園内各所のトイレには、男女ともにベビーベッドが設置されています。
調査員O
授乳室もしっかり完備。ここだけでなく各所に設置されているので、ファミリーにやさしいデンパーク!
様々な展示が行われる「デンパーク館」
それでは施設を散策していきましょう!まず訪れたのは、総合インフォメーションセンターのデンパーク館。ここでは期間限定のイベント展示などが行われています。
猫のダヤン~タシルの街へようこそ~
今回訪れた時は、猫のダヤン生誕40周年記念のイベントが開催されていました。ここではダヤンの体験型アートやグッズのショッピングなどを楽しむことができますよ。
フローラルプレイス内にある「カフェ&ブロムスター」ではコラボカフェの開催、体験施設「クラブハウス」ではダヤンのシルエットライトづくり体験なども行われており、わちふぃーるど好きの方は必見です!
ショップが充実する「マーケット」
デンパーク館を出て左に曲がると、充実したお土産やデンパーク自慢のグルメが盛りだくさんのマーケットがあります。畑から「トレタッテ」の野菜やフルーツ、隣接する工房から「デキタッテ」の職人こだわりソーセージなどが楽しめます。
手作りソーセージが楽しめるデキタッテ工房
デキタッテ工房では、デンパーク名物の手作りソーセージが食べられます。
その場でソーセージを焼いて提供してくれる売り場の横では、まさにリアルタイムでひとつひとつ丁寧に腸詰めが行われているさまを見学もできます!
よだれが止まらない調査員2名は、手作りソーセージを購入。ブラートヴルストフランク(400円)は、本場ドイツで行われたコンテストで金賞を受賞したもの。ハーブとしてパセリが練りこまれ、爽やかな香味と豚の旨みのマッチングがたまりません。
調査員F
う、うますぎる・・・肉汁があふれてきます。ぜひ、まずはケチャップなしで楽しんでみてください。
ソーセージは、うまみを逃さないために一度ボイルしてから焼いているのだそう。ぷりっぷりの皮に包まれたジューシーなお肉に、ほっぺたが落ちそうになった調査員でした。
ソーセージは手作り体験教室も開催されています!(事前予約)
様々なワークショップが楽しめるクラブハウスでは、三河の豚肉「みかわポーク」を使ったソーセージ作り体験も開催されています。1週間前までの予約限定です。詳しくはホームページをご確認ください。
調査員O
次はMy ソーセージを作って、デンビールで乾杯したい!
豊富な品ぞろえのお土産トレタッテ市場
トレタッテ市場では、パーク内のレストラン「ホレ・フェスト」で飲むことができるクラフトビール「デンビール」など、お土産が豊富にありワクワクしてしまいます。
いちじくコーナーもありました。なんと、愛知県はいちじくの生産量が日本一とのこと。なかでも安城市は主要な産地として知られているんです。トレタッテ市場では、ここでしか買えないいちじくのお菓子商品なども取り揃えてあるので、要チェックです!
異国情緒あふれる「花の大温室 フローラルプレイス」
マーケットを楽しみ、そのまま奥へ進むと、巨大な温室が!
「花の大温室 フローラルプレイス」は、デンマークの街並みをイメージしたカラフルな建物と、多彩な植物にあふれたスポット。天気を問わずのんびりと異国情緒あふれる街歩きを楽しめます。
季節ごとにフラワーショーも行っており、日本では見られない珍しい花に出会うことも!
温室の中央にはデンマークの童話作家アンデルセンの「人魚姫」をモチーフにしたブロンズの人魚姫像があります。緑あふれる空間に佇む優美な人魚姫とともに、四季折々の花を楽しんでみては。
恋人の聖地「しあわせの泉」
人魚像の奥には恋人の聖地としても知られる「しあわせの泉」があります。世界で唯一ハートマークが刻印されたデンマーク硬貨「クローネコイン」を泉に投げ込めば、幸せが溢れちゃうかも!?デートで訪れた方におすすめのスポットです。
クローネコインは、泉のすぐそばにある「体験工房ゴデイ」で販売されていますよ!
雑貨屋やカフェにも寄ってみよう
温室内のカラフルな家々は、ショップや体験工房、カフェなどになっています。「雑貨屋スムーク」では、北欧らしい雑貨やお菓子が購入できます。
調査員F
安城産いちじくを使ったいちじくガトーバーは、バターたっぷりで濃厚な味わいです・・
なかなか出会えないキャンドルハウスや、北欧のお菓子なども買えるので、お土産に買っていってもいいですね。
「カフェ&ブロムスター」では安城産豚肉を使用した「デンバーガー」や安城産チンゲン菜を使ったフードメニューなども充実しています。店内からしか見えない「シークレットガーデン」を見ながら食事をすることも。
原始時代にタイムスリップ!「わくわく恐竜王国ディノランド」
次に向かったのは、デンパーク館から橋を渡ったところにある「不思議の森」。安城ヶ原の雑木林をそのまま利用したものだそうです。
このエリアでは恐竜に出会える「ディノランド」が開催中!約15分程度で1周することができます。
入場料500円を支払い、ドキドキしながら中に入ります。
入り口を入るとすぐに太古の恐竜たちがお出迎え!鳴き声や動きもリアルに再現されており、太古の森に迷い込んだかのよう。子どもはもちろん、大人でもワクワクして大はしゃぎしてしまいます。
2022年の春には新エリアがオープンし、水辺の恐竜もやってきました。史上最大の翼竜VS海の絶対王者の競演を見逃すな!!
調査員F
ベビーカーも入場できますが、道に凹凸があったりするので、小さいお子様連れの方は入口のベビーカー置き場に置いていくといいかもしれません。
出口の手前にあるものものしい金網の奥には、刺激が強めのエリアまであります!なんとも少年心がくすぐられる仕掛けですが、お子様連れの方は注意して連れて行ってあげてくださいね。
「風車の広場」でめいっぱい遊ぼう
ディノランドを出て、デンパークのエントランスを反対方向に進むと、風車の広場があります。
デンパークのシンボル!デンマーク風車
広場に入ると、高さ19mもある風車がそびえ立ちます。玉ねぎのような形の頭は、デンマークの伝統様式なんだそう!ぜひ前で記念撮影をしていきましょう!
子どもにぴったりのアスレチックがいっぱい!
大型の木製遊具「リーチ・フォー・ザ・スカイ」は国内最大級のアスレチック遊具で、登ったり、ぶら下がったり、渡ったりと、飽きないギミックが施されています。けっこうな高さがあり、スリル満点です。
対象年齢は9歳以上となっており、利用は日没までとなっています。
隣には幼児~小学校低学年の子どもが遊べる「子ども広場」にはデンマーク製の遊具が設置されています。お子様と目いっぱい遊んだら、日陰になっているあずま屋でひと息ついて休憩!
長さ55mのローラー滑り台「スカイスライダー」は風車の広場から子ども広場までつながっていて大迫力。木々の間を駆け抜ける爽快感が楽しめます!
帰りには道の駅「デンパーク安城」でお買い物!
たくさんデンパークを楽しんだら、さいごに隣接する道の駅「デンパーク安城」に寄って帰りましょう。安城市の地元で採れた新鮮な野菜や果物、「デンビール」なども販売されています。
特に安城市は梨とイチジクの国内有数の産地であり、旬の時期には新鮮でおいしいものをお土産に買っていくこともできますね。
↓道の駅「デンパーク安城」を紹介している特集記事はこちらから!
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道の駅「デンパーク安城」の基本情報
- 住所:安城市赤松町梶5
- TEL:0566-92-7111
- 営業時間:9:00~17:00(11月~2月は9:00~16:30)
- 定休日:火曜日(祝・祭日の場合は翌日)
- 参考HP:https://www.cbr.mlit.go.jp/michinoeki/aichi/aichi08.html
大人から子供まで大満足のデンパークに遊びに行こう!
いかがでしたでしょうか。今回は、安城市のテーマパーク、「安城産業文化公園 デンパーク」に調査隊が足を運び、園内のスポットや期間限定のイベントを特集レポートしました。
調査日は平日でしたので、それほど混雑しておらずゆったりと広い園内を散策することができました。土日はイベントも目白押しで魅力的ですが、平日も割引パスポートなどもありとってもオススメです。
家族でのお出かけやデートにもぴったりなデンパークへぜひ行ってみてください!
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