愛知県では、2022年に県制150周年を迎えたことを記念して今年、2023年には「あいち県民の日」「あいちウィーク」が制定されました。

今回は、「あいちウィーク」にともない市町村と県が行う連携事業のうち、入場料や利用料が無料になる施設を15箇所ご紹介します。

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家族でのおでかけにぴったりな注目の施設を集めたので、ぜひ「あいちウィーク」期間中のおでかけの参考にしてみてください!

目次

あいち県民の日・あいちウィークとは

令和4(2022)年に県政150周年を記念して、11月27日「あいち県民の日」とする条例が定められました。つまり本年2023年11月27日(月)は、151年前に愛知県が誕生した県の誕生日です。

また、あいち県民の日制定に伴い、「あいち県民の日」から直前の1週間(11月21日(火)〜27日(月)を「あいちウィーク」として指定。期間中は県内各地でイベントやツアー、特典の提供などが行われます。

「あいちウィーク」で施設が無料や割引に

「あいちウィーク」期間中は、愛知にちなんだ200以上のイベントが開催されるほか、100以上の公共施設が無料や割引料金で利用できるんです!

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公共施設の割引は愛知県民でなくとも利用できます!県外からのおでかけにも使えるのが嬉しい!

「あいちウィーク」期間中は学校も休みに!

「あいちウィーク」では、県内の幼稚園や学校が期間中の1日を休みにできる「県民の日 学校ホリデー」が設けられています。

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県の担当者の「期間中に愛知の自然、歴史、文化、風土、産業に触れる機会にしてほしい」との想いが込められているそうです。

それでは、さっそく「あいちウィーク」期間中に入場無料になるおすすめのスポットをご紹介します!無料開放日は施設ごとに異なるので、各見出しの最後の詳細情報もチェックしてくださいね!

お子さんのいるご家庭は、この機会を使ってぜひおでかけに行ってみてください。

【豊橋市】のんほいパーク(豊橋総合動植物園)

のんほいパークは、動物園、植物園が楽しめる豊橋市最大のテーマパークです。動物園は、全国で初めて導入されたホッキョクグマのダイビングが人気。

植物園では地域最大の野外植物園と、ジャングル探検が楽しめる「大温室」があります。敷地も広く、子どもも大人も大満足の動植物園なんですよ。

入園料無料

あいちウィーク期間には、通常時には大人600円、小・中学生100円の入園料が無料になります。

のんほいパーク(豊橋総合動植物園)の詳細情報

  • 無料期間:11月24日(金)
  • 住所:豊橋市大岩町字大穴1-238
  • アクセス:JR東海「二川駅」南口より徒歩約6分
  • 営業時間:9:00-16:30(入園は16:00まで)
  • 定休日:月曜日

【豊橋市】豊橋自然史博物館

のんほいパーク内に位置する豊橋自然史博物館は、県内初の本格「自然史博物館」として知られる博物館。古生代から新生代まで、過去から新しい時代に進む生物の進化の歴史をジオラマや化石などから追体験できます。

最新鋭のレーザーシネマプロジェクターを導入した「大型映像」もあり、高さ10mの巨大スクリーンで恐竜などの大迫力映像は大人も子供も大興奮です。

大型映像観覧料無料

あいちウィーク期間には、通常時大人800円、中学生以下400円の「大型映像」視聴が無料になります。

豊橋自然史博物館の詳細情報

  • 無料期間:11月24日(金)
  • 住所:豊橋市大岩町字大穴1-238
  • アクセス:JR二川駅南口から徒歩約6分
  • 営業時間:9:00~16:30(入館は16:00まで)
  • 定休日:月曜日

【名古屋市】大高緑地

名古屋市内にありながら、広大な自然が広がる憩いの場である大高緑地。若草山周辺の芝生広場や恐竜に出会える「ディノアドベンチャー」が人気で、家族で1日過ごせる大きな公園となっています。

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交通公園で体験できるゴーカートは立体交差のあるロングコースとなっており、親子で一緒に楽しむこともできます。(1人乗りは小3~中3が対象)

ゴーカート利用料無料

あいちウィーク期間には、通常時1人乗り100円、2人乗り150円のゴーカート利用料が無料になります。

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平日は先着50人までとなっているので、早めに行くことをおすすめします!

大高緑地の詳細情報

  • 無料期間:11月21日(火)~11月27日(月) ※平日は先着50人まで
  • 住所:名古屋市緑区大高町字高山1-1
  • アクセス:名鉄名古屋本線「左京山」駅下車徒歩10分
  • 営業時間:施設によって異なる
  • 定休日:月曜日

【長久手市】愛・地球博記念公園(モリコロパーク)

愛・地球博公園(モリコロパーク)は、2005年に開催された愛知万博(愛・地球博)記念事業として、長久手会場跡に開設された公園です。

広大な敷地には芝生広場東海地方最大の観覧車サイクリングコーススケートリンクなど豊富なスポットが用意されていて、様々な楽しみ方ができる施設。

リニモ沿線にあるので、リニモに乗ってのおでかけでもぴったりのスポットです。

アイススケート場、サイクリング用自転車使用料無料

あいちウィーク期間中は、通常時には大人1,480円、小人840円のアイススケート場と、通常時1周につき100円のレンタサイクル(サイクリングコース内)が無料になります。

愛・地球博記念公園(モリコロパーク)の詳細情報

  • 無料期間:11月21日(火)~11月27日(月)
  • 住所:長久手市茨ケ廻間乙1533-1
  • アクセス:「藤が丘」駅で東部丘陵線(リニモ)に乗り換え「愛・地球博記念公園」駅下車すぐ
  • 営業時間:【4月〜10月】8:00〜19:00【11月〜3月】 8:00〜18:30
  • 定休日:火曜日

【長久手市】愛知県児童総合センター

愛・地球博記念公園(モリコロパーク)内にある大型の児童館、愛知県児童総合センター。遊具のような構造になった室内で、子どもたちの感性の赴くままにのびのびと遊ぶことができます。

大人も子どもも楽しめる、様々なイベント「あそびのプログラム」も開催されており、創造性をはたらかせるユニークな企画が盛りだくさんです。予約なしで参加できるものも多いですよ。

入場料無料

あいちウィーク期間には、通常時は大人300円の入場料が無料になります。

愛知県児童総合センターの詳細情報

  • 無料期間:11月21日(火)~11月27日(月)
  • 住所:長久手市茨ケ廻間乙1533-1
  • アクセス:「藤が丘」駅で東部丘陵線(リニモ)に乗り換え「愛・地球博記念公園」駅下車すぐ
  • 営業時間:9:00~17:00
  • 定休日:月曜日

【清須市】清須城

清須城は、織田信長公が那古野城から入城し、天下統一の最初の一歩となった重要なお城です。再建された天守閣では、戦国時代の武将の暮らしや清州の歴史が学べる展示があります。

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手造りの甲冑試着など、子どもがワクワクする体験もできますよ。織田信長・濃姫の銅像がある清州公園を散策するのも楽しいです。

天守閣入場料無料

あいちウィーク期間には、通常時は大人300円、小中学生150円の清須城天守閣入場料が無料になります。

清須城の詳細情報

  • 無料期間:11月24日(金)
  • 住所:清須市朝日城屋敷1-1
  • アクセス:JR「清洲」駅下車徒歩15分
  • 営業時間:9:00~16:30(清洲城天主閣)
  • 定休日:月曜日

【清須市】あいち朝日遺跡ミュージアム

東海地方を代表する弥生時代の遺跡「朝日遺跡」の魅力を今に伝える博物館、あいち朝日遺跡ミュージアム。出土品の展示から、住居の復元展示に加え、当時の暮らしを体感できる体験学習なども充実しています。

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歴史に詳しくない方やお子さんでも楽しめる施設となっているので、ぜひ古代に思いをはせて、気軽に出かけてみてください。先述した清須城からもほど近く、一緒に回れるスポットですよ。

常設展・企画展観覧料無料

あいちウィーク開催期間中は、一般300円、大学生・高校生200円の観覧料が無料になります。

あいち朝日遺跡ミュージアムの詳細情報

  • 無料期間:11月21日(火)~11月27日(月)
  • 住所:清須市朝日貝塚1
  • アクセス:城北線「尾張星の宮」駅下車徒歩9分
  • 営業時間:9:30~17:00
  • 定休日:月曜日

【弥富市】海南子どもの国

海南子どもの国は、子どもたちに人気の遊具がいっぱいの児童総合公園です。大規模な木製アスレチックが楽しめる砦広場や、足踏み式ゴーカート、水上自転車など珍しい遊具がたくさんあります。

運転席に乗って遊ぶことができる現役を引退した大型のはしご車などもあり、お子さんは大興奮間違いなしです。

ゴーカート、水上自転車利用料金無料

あいちウィーク開催期間中は、通常時10分50円の水上自転車、1周50円のゴーカートが無料になります。これらの有料遊具は休業日・営業時間が異なるため、公式サイトを確認してくださいね。

海南子どもの国の詳細情報

  • 無料期間:11月21日(火)~11月27日(月)
  • 住所:弥富市鳥ケ地町二反田1238
  • アクセス:近鉄「弥富」駅下車→弥富市コミュニティバス南部ルート「海南こどもの国」下車
  • 営業時間:9:00~17:00
  • 定休日:なし

【尾張旭市】愛知県森林公園

愛知県森林公園は、「日本の森林浴100選」にも選ばれている、尾張旭市の森林公園です。無料で利用できる一般公園と有料の植物園に分かれており、植物園では水鳥の集まる池や、東海地方固有の湿地帯などを見ることができます。

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手作りの木工品が買える雑貨屋や、美味しい料理が食べられる森のカフェなども併設しており、1日ゆっくりと楽しめる公園施設です。

植物園入園料無料

あいちウィーク期間中は、通常時は大人220円の植物園入園料が無料になります。

愛知県森林公園の詳細情報

  • 無料期間:11月21日(火)~11月27日(月)
  • 住所:尾張旭市大字新居5182-1
  • アクセス:【車】東名高速道路「守山PA/スマートIC」より約10分
  • 営業時間:9:00~17:00(入園受付は16:00まで)
  • 定休日:月曜日

【刈谷市】フローラルガーデンよさみ

刈谷市にある、花と緑をテーマにした公園、フローラルガーデンよさみ。旧依佐美送信所跡地を活用しており、現在も鉄塔の一部が残っています。

花の温室やカフェ、遊んで学べるフローラルプラザやミニSLなど家族で楽しめる魅力がたくさん。毎月第一日曜にはマルシェも開催され、ゆったりした休日が過ごせます。

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刈谷の「よさみ力(良さ、魅力)」を感じられる公園に、ぜひ家族ででかけてみてはいかがでしょうか。

ミニSL乗車無料

あいちウーク開催期間には、ミニSLの運行において通常時、小学生以上1回100円の乗車券が無料になります。ミニSLは土日のみの営業となっており、時期によって営業時間が変則的になるので、詳細はサイトを確認してくださいね。

フローラルガーデンよさみの詳細情報

  • 無料期間:11月26日(日)
  • 住所:刈谷市高須町石山2-1
  • アクセス:【車】国道23号線(知立バイパス)「野田IC」から約10分
  • 営業時間:【管理棟および依佐美送信所記念館】9:00~17:00【カフェ】10:30〜15:30【ミニSL】10:00~12:00、13:00~15:00
  • 定休日:【管理棟およびカフェ】月曜日【ミニSL】平日

【豊田市】愛知県総合射撃場

美しい山並みが続く豊田市宇連野町に位置する愛知県総合射撃場。雄大な自然の中でライフル射撃、クレー射撃が体験できる、日本有数の規模の射撃施設です。

ここでは、銃の所持許可がなくても撃てる光線銃「ビームライフル」の射撃体験が可能。免許なども必要なく、大人から子供まで楽しむことができます。

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大自然の中で、普段できない体験をして心身をリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

ビームライフル体験無料

あいちウィーク期間中の数日は、通常時は一般が1時間150円、学生は1時間100円で楽しめるビームライフル体験が無料になります。

愛知県総合射撃場の詳細情報

  • 無料期間:11月21日(火)、11月24日(金)、11月27日(月)
  • 住所:豊田市宇連野町ウネ畑 12-95
  • アクセス:猿投グリーンロード「力石」ICから40分
  • 営業時間:9:00~17:00
  • 定休日:水曜日

【碧南市】碧南海浜水族館

碧南海浜水族館は、日本沿岸で見られる魚を中心に、約300種類の展示を行う水族館。矢作川や伊勢湾、三河湾の魚など、地域性のある展示が魅力です。

「水ー森から海へー」をテーマとした海の科学館も併設されており、遊びながら学べます。2019年には屋外にビオトープも完成。身近な生き物を保護繁殖させており、子どもたちは釘付けに。自由研究にも使えるので、あわせて訪れるといいですね。

水族館入館無料

あいちウィーク期間には、通常時【大人(高校生以上)】500円、【小人(年中以上中学生以下)】200円の入館料が無料となります。

碧南海浜水族館の詳細情報

  • 無料期間:11月24日(金)
  • 住所:碧南市浜町2番地3
  • アクセス:名鉄三河線「碧南駅」から徒歩約15分
  • 営業時間:9:00~17:00まで(最終入館は16:30)
  • 定休日:月曜日

【半田市】半田空の科学館

半田市にある半田空の科学館は、個人使用ができる半田市体育館と隣接している、地球や宇宙の不思議について学べる体験型施設。

知多半島唯一のプラネタリウムホールを有しており、18mのドームに全天周のプロジェクターが満点の星空を映し出します。星空解説員による解説もあり、わかりやすく宇宙のふしぎを体験できますよ!

プラネタリウム観覧料無料

あいちウィーク期間には、通常時は大人220円・子ども110円のプラネタリウム観覧料が無料になります。

半田空の科学館の詳細情報

  • 無料期間:11月24日(金)
  • 住所:半田市岩滑西町1-10-1
  • アクセス:名鉄「知多半田」駅下車徒歩20分
  • 営業時間:9:00~17:00(プラネタリウムホール・天体観測所21:30まで)
  • 定休日:月曜日

【半田市】半田赤レンガ建物

半田赤レンガ建物(旧カブトビール工場)は、明治31(1898)年に明治建築界の巨匠・妻木頼黄(つまきよりなか)によって設計されたビール製造工場です。

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現在ではほとんど類を見ない貴重な当時の建築が残されており、日本の近代産業史を支えた偉大なカブトビールの姿をいまに伝えています。

幻のカブトビールが購入できるショップやレストラン、イベントが行われるマルシェ広場や芝生広場なども充実しているので、お子さん連れの方でもゆっくりと楽しめます、

常設展示室無料

あいちウィーク期間中には、通常時は大人(高校生以上)200円の常設展示が無料になります。

半田赤レンガ建物の詳細情報

  • 無料期間:11月24日(金)
  • 住所:半田市榎下町8番地
  • アクセス:名鉄「住吉町」駅下車徒歩5分
  • 営業時間:【常設展示室】9:00~17:00【ショップ】10:00~17:00【カフェ】10:00~17:00(LO.16:30)
  • 定休日:なし

【半田市】新美南吉記念館

新美南吉記念館は、「ごんぎつね」や「手ぶくろを買いに」で誰もが知る半田市生まれの童話作家・新美南吉の記念文学館です。

常設展示では新美南吉自身の自筆原稿や、日記や手記などの貴重な資料が残されています。図書閲覧室は入口が「手ぶくろを買いに」の帽子屋を原寸大で再現しており、童話の世界に入り込ませる仕組みも備えています。

隣にはグッズが購入できるカフェ「ごんの贈り物」もあってゆっくりできますよ。

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記念館の隣の「童話の森」では南吉が描いた里山の自然を散策できます。お子さんと絵本の話をしながら歩くのもいいですね。

展示室観覧料無料

あいちウィーク期間には、通常は220円(中学生以下無料)の展示室観覧料が無料になります。

新美南吉記念館の詳細情報

  • 無料期間:11月24日(金)
  • 住所:半田市岩滑西町1-10-1
  • アクセス:名鉄河和線「半田口」駅下車徒歩約20分
  • 営業時間:9:30~17:30
  • 定休日:月曜日、毎月第二火曜日

あいちウィークはおでかけに行こう!

いかがでしたでしょうか。今回は、あいち県民の日・あいちウィークに際した連携事業の一環で、入場や利用が無料になるおすすめの公共施設をご紹介しました。

この機に家族や友人と普段いかないようなスポットにお出かけして、愛知の魅力を見つけてみてくださいね。