愛知県には、長い歴史を紡いできた当時の雰囲気を残す場所や建物が今も多く残っています。この記事では、時代の流れとともに変わらずその魅力を伝えてきた、国内のおでかけにぴったりな愛知県のレトロスポットをご紹介します。

一歩足を踏み入れれば、まるでタイムスリップ!その時代の空気や風情に包まれ、懐かしくもどこか新しい発見ができる「レトロさんぽ」へ出かけてみましょう。

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目次

【名古屋市】名古屋市市政資料館

最初に紹介する施設は、東区白壁にある公文書館「名古屋市市政資料館」。かつては旧名古屋控訴院の庁舎として大正11年(1922年)に建設され、昭和54年(1979年)までは裁判所として使われていました。

調査員O

日本全国で現存する控訴院は札幌と名古屋の2つのみで、明治時代のゴージャスな建築美を体感できます。

外観は赤レンガと白い花崗岩で彩られ、ネオ・バロック建築の傑作ともいわれています。みどころは、ステンドグラスで彩られた中央階段室。無料で観覧できます。

朝ドラ「虎に翼」聖地に!NHK紅白にも登場

華麗なステンドグラスは建築当時のものが残されており、ドラマの撮影にもたびたび使われます。2024年4月からスタートした朝ドラ「虎に翼」でも日常的な場面に使われた場所で、主人公のモデルとなった日本初の女性弁護士・三淵嘉子さんも実際にこの場所で勤務していたそう。

調査員F

2024年のNHK紅白歌合戦でも登場!特別企画としてシンガーソングライターの米津玄師さんが歌いながら大階段を降りて「虎に翼」出演者と踊るシーンは印象的なシーンでした。

聖地巡礼としても盛り上がる名古屋市市政資料館。スポット映える写真を撮影して、SNSに投稿してみてはいかがでしょうか?

名古屋市市政資料館の基本情報

  • 住所:名古屋市東区白壁1
  • アクセス:地下鉄名城線「名古屋城駅」2番出口から東へ徒歩8分
  • 営業時間:9:00~17:00
  • 定休日:月曜(祝日・振替休日の場合は直後の平日)、第3木曜(祝日の場合は第4木曜)、年末年始(12月29日~1月3日)
  • 料金:入館無料

【名古屋市】ノリタケの森

日本を代表する陶磁器メーカーのノリタケ。2001年に創立100周年を記念してJR名古屋駅の近くにオープンしたのが、「ノリタケの森」です。公園やレストランなどの施設が入った複合施設になっています。

調査員F

「文化と出会う」「暮らしを楽しむ」「歴史を感じる」という、3つのゾーンがあり、名古屋の中心部にありながらそれぞれ美しい緑の公園や草花が楽しめる安らぎの場所ですね。

赤レンガ造りの建物が美しく、無料開放されている芝生の広場からはフォトジェニックな写真を撮影することができます。創立当時の工場跡を偲ばせる煙突のモニュメントや、100年の歴史があるノリタケの陶磁器製造工程が見られるなどレトロな魅力満載です。

テラス席でカフェタイムを過ごすのも◎

ノリタケの森の基本情報

  • 住所:名古屋市西区則武新町3-1-36
  • アクセス:地下鉄東山線「亀島駅」2番出口より徒歩5分
  • 営業時間:
    【ショップ】11:00~18:00 ※12月31日 10:00~16:00
    【ウェルカムセンター、クラフトセンター・ミュージアム、絵付け体験】10:00~17:00(絵付け体験の           受付は16:00まで) 
    【ギャラリー】10:00~18:00(催事最終日は16:00まで)
  • 定休日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、年始年始(12月31~1月2日)
  • クラフトセンター・ノリタケミュージアム入館料:【大人・学生】500円【65歳以上】300円【高校生以下】無料【障がい者(手帳をお持ちの方)】無料

【名古屋市】四間道の町並み

こちらも名古屋駅から徒歩圏内のレトロスポット。西区の堀川沿いに広がる「四間道」は、江戸時代の名古屋城築城に際して造られた商人町。防火の目的で道幅を四間(約7m)に広げたことが名前の由来と言われています。

道の東側には土蔵が、西側には町家や商家が並び、風情ある雰囲気を醸し出しています。屋根の上にまつられた「屋根神様」も四間道ならではの風景です。

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調査員F

近年は古民家を改装したカフェがオープンするなど、盛り上がりつつあるスポットになっています。食べ歩きも楽しめる「円頓寺商店街」にも立ち寄ってみてくださいね。

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四間道の基本情報

  • 住所:名古屋市西区那古野
  • アクセス:地下鉄桜通線「国際センター駅」2番出入口より徒歩約5分

【名古屋市】文化のみち橦木館

ここからは、名古屋市東区にある「文化のみち」のスポットをいくつか紹介。

文化人・財界人の屋敷が連なり、歴史的遺産の宝庫ともいえる名古屋城から徳川園に至る地区一帯を指します。名古屋の近代化の歩みを伝える活動の一環で生まれたもので、15以上の施設で内部が公開されています。名古屋市が同地区を保存する目的でイベントの開催なども行っており、レトロスポットとしても人気の高いエリアです。

地下鉄桜通線高岳駅から10分ほど歩くと見えてくる「文化のみち橦木館」は、陶磁器商人として活躍した井元為三郎によって、大正15(1926)年に建てられた邸宅です。

住居として使用されていた和館と、応接用の洋館に分かれており、大正ロマンあふれる和洋折衷の趣を感じることができます。

洋館は当時では最高のおもてなしだったといわれており、さりげなく取り入れられたステンドグラスなどは、華美さはないものの気の利いた装飾として魅力的に映ります。

旧応接室はカフェとしても利用でき(入場無料)、欧文化を取り入れた部屋で紅茶を飲みながら、日本庭園を眺めるといった体験もできますよ。

文化のみち橦木館の基本情報

  • 住所:名古屋市東区橦木町2-18
  • アクセス:地下鉄桜通線「高岳駅」より徒歩10分
  • 料金:大人200円(20名以上の団体160円)※中学生以下は無料 【二葉館との共通券】320円
  • 営業時間:10:00~17:00
  • 定休日:月曜日

【名古屋市】文化のみち二葉館

鐘木館から東に少し歩くと「文化のみち二葉館」があります。「日本初の女優」と称された川上貞奴と、「日本の電力王」と呼ばれた福沢桃介が事業のパートナーとして、大正から昭和にかけて同居していた館です。もともと東区二葉町にあったものが移転修復され、2005年に開館しました。

白く美しい壁面と、赤い屋根の建物に入ると見える大広間には、絢爛なステンドグラスが。福沢桃介の義弟でもあり、当時名が知れていたデザイナーであった杉浦非水の原画をもとに作られたもので、フォトジェニックな撮影スポットとなっています。

そのほか、裏側にも板が貼られているのが特徴の美しい螺旋階段なども有名。川上貞奴関連の資料や郷土ゆかりの文学資料に加え、当時の調度品など細かい展示もぜひじっくり味わってみて。

文化のみち二葉館の基本情報

  • 住所:名古屋市東区橦木町3-23
  • アクセス:地下鉄桜通線「高岳駅」より徒歩10分
  • 料金:大人200円(20名以上の団体160円)※中学生以下は無料 【橦木館との共通券】320円
  • 営業時間:10:00~17:00
  • 定休日:月曜日

【名古屋市】名古屋陶磁器会館

さらに二葉館からもう少し東へ足を延ばし、徳川園エリアまで行くと「名古屋陶磁器会館」が。かつて輸出向け陶磁器絵付け加工の全国的な中心地であった東区・北区エリアで、当時の名古屋陶磁器貿易商工同業組合の事務所として建設された施設です。

建物は名古屋を代表する表現主義建築として知られており、大きな半円がレトロな風情を演出しています。

昭和初期のレトロな雰囲気が感じられる館内は入場無料。1階の展示室では戦前から戦後に名古屋で加工された陶磁器のアートを観覧でき、ミュージアムではやきものの購入もできます。世界を魅了したやきもの製品を見に行ってみてはいかがでしょうか。

名古屋陶磁器会館の基本情報

  • 住所:名古屋市東区徳川1-10-3
  • アクセス:地下鉄桜通線「高岳駅」2番出口より北東へ徒歩20分
  • 開館時間:10:00~17:00(最終入館16:30まで)
  • 休館日:土・日曜日、祝日、年末年始12月29日~1月4日
  • 入館料:無料

【名古屋市】名古屋市役所本庁舎

文化のみち散策、最後に名古屋城のすぐそばに集中する愛知の行政施設をご紹介。昭和8年に施工された「名古屋市役所本庁舎」は、屋上に鯱がのった名古屋城天守閣を意識した造りが特徴的な記念的庁舎建築が魅力です。

見学も可能。内部は西洋建築に日本的な要素を取り入れた様相を示し、装飾品などこだわりを感じるディテールも見どころです。

調査員F

職員の方が実際に勤務しているため、見学は平日のみ。公式ページに記載されている注意事項を守って見学するようにしましょう!

庁舎北側の全長が100mもある廊下はドラマのロケ地としてあまりにも有名。さまざまな作品の撮影場所として使われた、いわば「名古屋のロケ地の聖地」でフォトジェニックな1枚を撮影してみてください。

  • 「VIVANT」(2023年・TBSテレビ 日曜劇場)
  • 「虎に翼」(2024年・ドラマ)
  • 「SP革命編」(2011年・映画)
  • 「華麗なる一族」(2007年・TBSテレビ 日曜劇場) など

名古屋市役所本庁舎の基本情報

  • 住所:名古屋市中区三の丸3-1-1
  • アクセス:地下鉄名城線「市役所駅」すぐ
  • 見学可能時間:平日の開庁日 8:45~17:15 ※見学の注意事項を守って見学してください。

【名古屋市】愛知県庁 本庁舎

名古屋市役所本庁舎の隣には、昭和13年に施工した「愛知県庁 本庁舎」があります。外装は洋風建築を基盤としながら頂部に城郭風の屋根を載せ、市役所と調和のとれたデザインとなっています。

本庁舎の内部は、一部を除き開庁時は自由に観覧できます。電話での事前申し込み(希望日の1週間前まで)で、職員の方が魅力や歴史について解説してくださる庁舎見学も可能。詳細は公式の案内ページをご確認ください。

個人的におすすめなのが、誰でも利用できる本庁舎食堂。番台のようなスペースで札をもらい、お食事はトレーに乗せてテーブルでいただきます。昔ながらのノスタルジックな食堂は一見の価値ありですよ。

愛知県庁 本庁舎の基本情報

  • 住所:名古屋市中区三の丸3-1-2
  • アクセス:地下鉄名城線「市役所駅」すぐ
  • 見学可能時間:月曜日~金曜日 10:00~16:00 ※祝日と年末年始の開庁日を除く

【千種区】揚輝荘(ようきそう)

覚王山にあるレトロスポット「揚輝荘」は、松坂屋百貨店の初代社長・伊藤次郎左衞門祐民氏が別荘として建設し、後に定住した近代建築の代表作です。特に南園にある山荘風の赤い建物「聴松閣」は一見の価値あり。

昭和12年に迎賓館として建てられた「聴松閣」は内部を観覧することができ、当時の諸外国の様式を取り入れた優雅な意匠を見て回れます。

建物1階は喫茶としての利用も可能です。池泉回遊式の庭をゆっくりと眺めたら、コーヒーなどを飲みながらひと息つくこともできますよ。

揚輝荘の基本情報

  • 住所:名古屋市千種区法王町2-5-17
  • アクセス:地下鉄東山線「覚王山駅」より徒歩10分
  • 営業時間:9:30~16:30
  • 定休日:毎週月曜日(月曜日が祝祭日または振替休日の場合は翌日)、年末年始
  • 料金:【聴松閣入館料】【大人】300円【市内在住の高齢者(65歳以上)】100円 
    ※中学生以下無料 ※北園は無料

【名古屋市】有松の町並み

緑区にある「有松の町並み」。慶長13年(1608)に尾張藩によって開かれたこのまちは、竹田庄九郎によって考案された有松絞とともに栄え、発展してきました。

現在でも当時の商家が残り、東海道の往来が盛んだった江戸の情景がよみがえるようです。通りには江戸から続く老舗絞り問屋や絞りの体験ができる施設、新旧が混在する絞り製品が買えるショップなどが並びます。

ぜひ、タイムスリップした気分に浸りながらまち歩きを楽しんでみてください。

有松の町並みの基本情報

  • 住所:名古屋市緑区有松
  • アクセス:名鉄名古屋本線「有松駅」より徒歩5分

【北名古屋市】昭和日常博物館

古き良き昭和の財産が展示されている「昭和日常博物館」。その名の通り、昭和の情緒あふれる暮らしぶりを全て無料で見ることができます。

平成9年の「日常が博物館入りする時」と題された特別展でフロア全体が昭和30年代の資料で埋められたことが始まりです。

懐かしい駄菓子屋や、普及したばかりの電化製品など、展示品の数は1万点以上。昭和時代を過ごした方には懐かしく、若い年代の方にはレトロで新鮮です。当時を生きていた人々の「キオク」をつなぎ、今を生きる人々の「キオク」を掘り起こす、という博物館の想いを肌で感じられる場所です。

昭和日常博物館の基本情報

  • 住所:北名古屋市熊之庄御榊53
  • アクセス:名鉄「西春駅」より徒歩25分
  • 開館時間:9:00~17:00
  • 休館日:月曜日
  • 入場料:無料

【半田市】半田赤レンガ建物

半田赤レンガは、もともと明治31(1898)年にカブトビールの製造工場として誕生した建物。これまで東南海地震や半田空襲などに見舞われながらも現在まで姿が残っており、壁には空襲による機銃掃射の傷痕が今も残っています。

日本のビール黎明期であった建造時に日本の大手ビールメーカーに挑み、パリ万博では金牌を受賞したカブトビール。そのものづくりの精神を未来につなぐ赤レンガは、いたるところに明治時代の趣を残しています。

調査員F

2005年に復刻したカブトビールを飲んだり、赤レンガをバックにSNS映えする写真を撮って楽しんでみてください。

半田赤レンガ建物の基本情報

  • 住所:半田市榎下町8
  • アクセス:名鉄河和線「住吉町駅」徒歩5分
  • 営業時間:
    【常設展示室】9:00~17:00(最終入場16:30)
    【ショップ】10:00~17:00
    【カフェ】10:00~17:00(L.O.16:30)
  • 定休日:年末年始
  • 料金:大人(高校生以上) 200円 中学生以下 無料

【犬山市】犬山城下町

国宝犬山城があることで知られる犬山市。JR犬山駅を降りて少し歩いたところ、犬山城のおひざもとには江戸時代の町区画をそのまま現在に残す「犬山城下町」が広がります。

そんな城下町散策で見逃せないのが、食べ歩きグルメ。郷土料理の田楽や五平餅から、可愛らしい見た目のスイーツまで様々なお店が軒を連ねます。

メインストリートの「本町通り」には古い町家が並び、行楽シーズンには人力車も運行します。ぜひ、犬山名物の「串グルメ」を片手に、インスタ映えする洲写真を撮ってみてください。

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犬山城下町の基本情報

  • 住所:犬山市犬山北古券12(犬山城前観光案内所)
  • アクセス:名鉄「犬山駅」西口より徒歩約10分
  • 営業時間:店舗によって異なる ※犬山駅観光案内所・犬山城前観光案内所 9:00~17:00

【犬山市】博物館明治村

犬山に位置する、明治時代の建造物や文化を楽しむことができる博物館です。博物館とは言っても屋外展示となっており、自然あふれる場所で蒸気機関車や移築された重要文化財を見ることができます。

調査員F

日本で3番目の広さを持つ野外テーマパークでもあり、風景の美しい丘陵地に67もの建築物があるんです。

とくに有名なのが、重要文化財に指定されている「聖ヨハネ教会堂」。明治40(1907)年に建てられたプロテスタントの一派・日本聖公会の京都五條教会で、2階が会堂、1階は日曜学校や幼稚園に使われていました。

時代の変化とともに姿を消してゆく明治の建築を保存してきた博物館明治村。文化的価値が最も発揮されるように工夫されて配置された町並みは、レトロな魅力満載です。

博物館明治村の基本情報

  • 住所:犬山市内山1
  • アクセス:名鉄犬山線「犬山駅」東口から明治村行バスにて約20分
  • 営業時間:
    【4月~7月、9月、10月】9:30~17:00
    【8月】10:00~17:00
    【11月】9:30~16:00
    【12月~2月】10:00~16:00
    【3月】9:30~17:00 ※ 入村は閉村時間の30分前まで
  • 定休日:不定休
  • 料金:大人2,500円、高校生1,500円、中学生700円、小学生700円

【日進市】レトロでんしゃ館

かつて名古屋市の街を走り、人々に愛されてきた市電と地下鉄車両の展示が見れる「レトロでんしゃ館」。代表的な市電が3両と、地下鉄開業当初に名古屋・栄間を走っていた100形車両2両が展示されています。ジオラマや当時の資料を見ることもできます。

おすすめは、黄電の愛称で親しまれた開業当時の地下鉄100形の中に入り、当時の雰囲気を感じられること。電車が好きな方はもちろん、そうでない方も昭和にタイムスリップしたような体験ができますよ。

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電車は、なぜだかワクワクする乗り物ですよね。子どもたちにも、電車はなぜか人気ですよね。すっかり大人になった今頃ですが城北線の調査に行って以来、電車が気になる調…

レトロでんしゃ館の基本情報

  • 住所:日進市浅田町笹原30 名古屋市交通局日進工場北側
  • アクセス:地下鉄鶴舞線「赤池駅」より徒歩約7分
  • 営業時間:10:00~16:00
  • 定休日:水曜日、年末年始
  • 料金:無料

【瀬戸市】瀬戸蔵ミュージアム

長い歴史を持つやきもののまち、瀬戸。観光拠点施設「瀬戸蔵」にある「瀬戸蔵ミュージアム」では、せとものの大量生産で活気づいていた昭和30〜40年代の瀬戸の町並みにタイムスリップしたような体験が楽しめます。

入口に入ると目を引くのが、焼き物の輸送を担っていた「せとでん」の緑色の電車「モ754号」。とても雰囲気を醸し出しています。

中では、まちの象徴である旧尾張瀬戸駅や工場などの懐かしい町並みを歩くことができます。煙突や石炭窯など、当時の風情あふれる展示を楽しんでみてください。

【瀬戸市】陶芸体験10選!瀬戸焼の陶芸教室にでかけよう

皆さんは「瀬戸焼」をご存じでしょうか。今では焼き物の総称となっている「せともの」の語源であり、陶磁器の代名詞とも言えますね。有田焼、美濃焼を合わせた日本最大焼…

瀬戸蔵ミュージアムの基本情報

  • 住所:瀬戸市蔵所町1-1
  • アクセス:名鉄「尾張瀬戸駅」徒歩5分
  • 営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
  • 定休日:12/28〜1/4、月1回程度休館日あり
  • 料金:一般520円、高校・大学生・65歳以上310円 ※中学生以下無料

【豊橋市】水上ビル

「水上ビル」とは、豊橋市にある「豊橋ビル」「大豊ビル」「大手ビル」をまとめた建物のことを指します。豊橋の象徴的存在でもあり、水上ビルという名前の由来は、市街を流れる暗渠、牟呂用水の上に立っていることから。

調査員F

戦後の闇市で、土地が高く立ち退きの危機に瀕したことで、水路の上にビルを作ろうという奇抜なアイデアが生まれたといいます。

1960年代から豊橋で地元の方に愛されてきた水上ビルには、昭和の人情味あふれる喫茶店や居酒屋、八百屋などが連なります。周辺では地域に根付く駄菓子やご当地グルメが楽しめますよ。人と人がつないできた、生きた文化を体験してみてはいかがでしょうか。

【豊橋市】水上ビルと昭和レトロを彷徨う

豊橋駅からほど近くに建つ、東へ東へと伸びる長いビル群。通称「水上ビル」 見た目から年季が入ったビルであることが伺えますが、このビルは一体どんな建物なのか……

水上ビルの基本情報

  • 住所:豊橋市東小田原町88
  • アクセス:豊橋鉄道「新豊橋駅」から徒歩10分

【蒲郡市】蒲郡クラシックホテル

「蒲郡クラシックホテル」は、昭和9年に国際観光局から国際観光ホテルに指定されたホテル。全国に9つしかないクラシックホテルの1つで、戦前・戦後を通して西洋ホテルのライフスタイルを具現化してきました。

昭和9年建築の外観は城郭風の建築となっており、内観は重厚かつクラシカルなアールデコ様式で歴史を感じられます。

宿泊でなくても、昼間はティーラウンジとなっているバーでデザートなどがいただけます。小高い丘の上にあるため、竹島など蒲郡の景観を一望できる最高のロケーションが楽しめまます。夕方には夕陽で染まる三河湾が見られるかも。

蒲郡クラシックホテルの基本情報

  • 住所:蒲郡市竹島町15-1
  • アクセス:【車】東名高速道路「音羽蒲郡IC」から約15分
  • 営業時間:【ラウンジ・バー アゼリア】喫茶10:00~18:00、BAR18:00~22:00(L.O. 21:30)

【新城市】鳳来館

緑豊かな奥三河の玄関口、新城市には、日常を忘れてうっとりした時間が過ごせるレトロ建築があります。「鳳来館」は、大正13年(1924年)に東三河全域で営業していた大野銀行本店として建設。戦後も長く銀行として使用されました。

2006年に閉館されたものの、往年の繁栄をしのばせる建物を残すために現在のオーナーが敷地ごと購入。取り壊しの危機から救われた貴重な近代の遺産です。

2階 ギャラリー・多目的ホール

1階は喫茶とギャラリー、2階はギャラリーと多目的ホールを備えています。当時使っていた銀行のカウンターなどが残るノスタルジックな空間で、美味しい珈琲をいただいてみては。

鳳来館の基本情報

  • 住所:新城市大野字上野17-2
  • アクセス:【車】東名高速道路「新城IC」より13分
  • 営業時間:10:00~17:00
  • 定休日:月曜日

レトロな魅力あふれる観光スポットを見に行こう!

時代を超えて愛され続ける愛知のレトロスポット。モダンなビルやショッピングモールが立ち並ぶ中、名古屋や愛知のあたたかな歴史や風情を感じられる場所が愛知県にはあります。

キラキラした現代的観光スポット巡りも楽しいですが、たまにはレトロな魅力あふれる場所を巡って、時間旅行を楽しんでみるのもおすすめです。