愛知県の豊山町には県営名古屋空港(小牧空港)があり、町の面積の1/3を空港敷地面積が占めている特徴的な町です。愛知県内で最も面積の小さい自治体であり、空港や飛行機は町のシンボルとなっています。

本記事はそんな豊山町の特徴から観光地、さらには名産品などについて一気にお伝えする内容となっています。豊山町ならではのスポットが盛りだくさんですので、ぜひ最後までご覧ください!

目次

豊山町の特徴・基本情報

  • 【人口】約1.6万人
  • 【面積】6.18㎢
  • 【町の花】サザンカ
  • 【町の木】シイノキ
  • 【町制施行日】1972年4月1日
  • 【町役所所在地】〒480-0292 愛知県西春日井郡豊山町大字豊場字新栄260
  • 【公式HP】https://www.town.toyoyama.lg.jp/

豊山町は愛知県の西部に位置しており、西春日井郡に属しています。県内で最も面積が小さく、その約30%を県営名古屋空港の敷地が占めています。

また、三菱重工の国産ジェット旅客機製造拠点である「名古屋航空宇宙システム製作所小牧南工場」が存在しており、商業施設も空港に関連するものが中心という特徴を持っています。

一方で、名古屋市の北側に面していることから、名古屋市が運営している中央卸売市場が置かれており、一次産業も存在しています。

また、豊山町には鉄道路線が通っておらず、最寄り駅は名古屋市の「西春駅」もしくは春日井市の「味美駅」です。そのため車以外で訪れる場合は、バスを利用する必要があります。バス路線は充実しており、名古屋駅との路線も1時間に数本通っていますので、バスを利用すれば、比較的訪れやすい地域といえるでしょう。

豊山町へのアクセス

前述した通り、豊山町には鉄道路線が通っていません。そのため自家用車、もしくはバスを利用する必要があります。

バスについては名古屋駅から約30分〜40分程度でアクセスでき、最寄り駅の「西春駅」からは10分〜20分程度となっています。名古屋から直接バスが通っていますので、駅が無いことは大きなデメリットにはなっていないと感じるでしょう。

車でのアクセスの場合、名古屋高速11号小牧線「豊山南IC」もしくは「豊山北IC」より約1kmの距離となっています。

豊山町のおすすめ観光地3選

豊山町の面積の約30%を空港が占めていることから、空港にちなんだ観光地が豊富です。

以下では、豊山町だからこそ楽しめるおすすめの観光地を3つご紹介します。ぜひ足を運んでみてください!

エアポートウォーク名古屋

エアポートウォーク名古屋は、2005年に中部国際空港の開港に伴い閉鎖された旧・名古屋(小牧)空港国際線ターミナルビルを活用するために、実際に使用されていた国際線ターミナルビルを改装して出来たショッピングセンターです。店舗エリアは4階に分かれており食料品からファッション、飲食店など様々な専門店が入っています。

元々が国際線ターミナルであったことから、当時の展望デッキが残されています。こちらでは飛行機の離着陸を眺めながら、休憩や昼食をとることが可能。豊山町だからこその光景を楽しめるでしょう!

さらにヘリコプターなどの実機展示、航空イベントの開催、スタッフの制服が客室乗務員風のデザインになっているなど、通常のショッピングセンターとの差別化がなされており、大人から子供まで楽しめる工夫がなされています。

基本情報

  • 住所: 〒480-0288 愛知県西春日井郡豊山町豊場林先1−8
  • 営業時間:10:00〜21:30
  • アクセス:
    名鉄「西春駅」から名鉄バスでエアポートウォークへ
    JR「勝川駅」からあおい交通バスであいち空港ミュージアムへ
  • 公式HP:http://airportwalk.com/

あいち航空ミュージアム

あいち航空ミュージアムは県立の航空博物館であり、前述したエアポートウォーク名古屋に隣接しています。そのため、ぜひセットで観光することをおすすめします。

戦後初の国産旅客機である「YS-11」などの実機が展示されている他、県内の航空機産業の歴史、発展を映像で学べるコーナーもあります。またパイロットや整備士といった、空港で働く人達の「職業体験」も可能です。

他にも航空機の仕組みを工作と実験から楽しく学べるスポットや、大画面と動く座席によって愛知県上空のフライトを仮想体験できるプログラムも用意されています。

また、博物館を貸し切って、結婚式やフォトウェディングを行うこともできるという一風変わったサービスもあり、飛行機好きにとっては最高の結婚式となること間違いないでしょう。

基本情報

  • 住所:〒480-0202 西春日井郡豊山町大字豊場(県営名古屋空港内)
  • アクセス:名鉄「名古屋」駅より「西春」駅下車、名鉄バスに乗り換え「エアポートウォーク」下車
  • 駐車場:県営名古屋空港に立体駐車場あり(徒歩約10分・有料)
  • 営業時間:10:00~17:00(最終入館 閉館の30分前)
  • 定休日:火・水曜日(祝日の場合は翌日)
  • 料金:【大人】1000円【高大生】800円【小中学生】500円
  • 公式HP:https://aichi-mof.com/index.html

ISA TRAVEL

ISA TRAVELは、一般の方向けにヘリコプターの遊覧ツアーを企画・販売しているサービスで、県営名古屋空港から実際にヘリコプターに乗車できるツアーが発売されています。

多種多様なコースが用意されており、フライト時間も7分程度から40分と選択可能。名古屋城を上空から眺めることや、名古屋の夜景を楽しむなど、非日常を存分に味わえるはずです。

料金は2名で利用する場合、フライト時間7分で16,500円です。安くはない金額ですが、ヘリコプターから町を見下ろすという貴重な体験ができますので、ぜひ豊山町を訪れた際は、おすすめです!

オプションで季節の花や、バラも用意できますのでプロポーズの際に利用される方も多数!空港がある豊山町だからこそ体験できる、とっておきのスポットです。

基本情報

  • 住所:〒480-0202 愛知県西春日井郡豊山町豊場 名古屋空港内
  • 営業時間:9:00〜17:00
  • アクセス:
    名鉄「西春駅」から名鉄バスでエアポートウォークへ
    名鉄「名古屋駅」から県営名古屋空港行き直通バス
  • 公式HP:https://isa-travel.com/helicopter/nagoya_helicopter_list.html

豊山町のご当地グルメは何がある?

tabemaroにて豊山町のご当地グルメについて調べたところ、残念ながら豊山町ならではと言える「ご当地グルメ」は見つかりませんでした。

空港の町というイメージが強い豊山町なので、そういった特徴的な観光資源を活かしたご当地グルメが今後開発されてくると良いですね。

小さな面積の中に空港と魅力が詰まった豊山町

豊山町の特徴、観光地、名産品などについてご紹介しました。

愛知県で最も小さい面積でありながら、その30%を空港が占めていることは、見方によってはデメリットと捉えられるかもしれません。しかし、豊山町は空港の存在をフル活用しており、町には唯一無二のスポットがたくさん存在しています。

名古屋市からもバスで訪れやすい地域ですので、ぜひ一度足を運んでみてください!