知多半島の入り口にある東海市は、鉄鋼業のほか、洋ランやフキの生産といった農業も盛んな街です。市の目標に「子育て日本一」を掲げ、安心して子育てができる環境づくりに取り組んでいることでも知られています。

この記事では、東海市の特徴とおすすめの観光スポットをご紹介します。ここでしか食べられない絶品ご当地グルメ情報も要チェックです!

目次

東海市の基本情報

  • 【人口】11万3千人(2023年2月現在)
  • 【面積】43.43 km²
  • 【市の花】サツキ、洋ラン
  • 【市の木】クスノキ
  • 【市制施行日】1969年4月1日
  • 【市役所所在地】〒476-8601 愛知県東海市中央町1-1
  • 【公式HP】http://www.city.tokai.aichi.jp

東海市には中部圏最大の鉄鋼基地があり「鉄鋼のまち」として知られています。昼とは全く違う表情の工場が楽しめる、夜景遊覧クルーズは、その美しさと迫力で人気を博しています。

愛知県内でも有数の洋ランの産地で、毎年行われている「東海フラワーショウ」では、色とりどりに咲き誇るたくさんの洋ランを鑑賞することができます。

恵まれた自然の中に整備された大きな公園や、市民の健康のために建てられた施設があり、幅広い世代の人が健康的に過ごせる環境が整っています。

東海市の特徴

子育てしやすい環境を目指し、待機児童問題の解消や親への支援を積極的に行っている東海市は、「健康長寿」への取り組みも盛んで、子どもからお年寄りまで安心して暮らせるまちづくりに力を入れています。

地区単位でのお祭りや、姉妹都市である沖縄市と提携した「沖縄フェスティバル」、伝統的な山車祭りなど、さまざまなイベントが行われ、たくさんの人が訪れています。

名古屋に近いベッドタウンとしても知られており、整った交通網と緑豊かな環境の中で、暮らしやすいことでも人気のある街です。

東海市へのアクセス

東海市内から名古屋市内までは、名古屋高速を使えば車で約25分、名鉄の特急に乗れば30分ほどで行くことができます。

県営名古屋空港、中部国際空港への移動時間は共に30分ほどで、飛行機に乗れば東京まで約1時間という恵まれた立地です。

東海市を楽しむ!おすすめ観光スポット3選

東海市の観光スポットをご紹介します。人気の観光地を巡って東海市を楽しんでください!

聚楽園公園

高さ約18mの大きな大仏が鎮座する聚楽園公園には、大型遊具、キャンプ場や和風庭園があり、大人から子どもまで楽しむことができます。

敷地内にある「健康ふれあい交流館」では、プールや食事を楽しむことができ、リラックスした時間を過ごせます。

基本情報

  • 住所:〒476-0003 愛知県東海市荒尾町西廻間2-1
  • 車でのアクセス:伊勢湾岸道「東海IC」から約7分
  • 公共交通機関:名鉄「聚楽園」駅から徒歩約5分
  • 公式HP:http://www.aiko-service.co.jp/siawase/index.html

東邦ガス ガスエネルギー館

「地球温暖化とエネルギー」がテーマのガスエネルギー館では、団体でも家族(個人)単位でも見学ができ、天然ガスやエネルギーの歴史について学べます。

東邦ガスが行う省エネや環境活動への取り組みなどを知ることができ、人気の実験ラボでは、液体窒素を使った冷熱実験などの楽しい実験メニューが充実しています。

基本情報

  • 住所:〒476-8501 愛知県東海市新宝町507-2
  • 開館時間:10:00~17:00 土祝定休、年末年始、お盆休館
  • 車でのアクセス:伊勢湾岸自動車道「東海IC」、名古屋高速「船見IC」から約3分
  • 公共交通機関:名鉄「大同町」駅から送迎バスあり約10分
  • 公式HP:https://www.tohogas.co.jp/gas-enekan

大池公園

その名の通り大きな池の周りに、芝生公園やさまざまなスポーツ施設が整備された広大な公園です。

季節ごとに咲く、色とりどりの花は美しく見ごたえがあります。夏には花火大会が開催され東海市の空に大輪の花を咲かせます。

基本情報

  • 住所:〒476-0013 愛知県東海市中央町3-1
  • 車でのアクセス:西知多産業道路「加家IC」から約4分
  • 公共交通機関:名鉄「太田川」駅→知多バス「東海市役所前」下車、らんらんバス「中央図書館」か「大池公園」か「市役所」で下車
  • 公式HP:http://www.city.tokai.aichi.jp/3645.htm

東海市の名産品

東海市では、下記のような農産物が生産されています。中でも「洋ラン」と「ふき」は県内でも有数の生産地として知られています。

  • 洋ラン
  • ふき
  • ワイン
  • えびせん
  • キャベツ

洋ランは多くの種類が栽培されていることで知られ、シンビジウムなどのメジャーなランのほか、独自の交配で作られたオリジナルの洋ランも人気を集めています。

フキは愛知県内で一番の生産量を誇り、愛知の郷土料理「きゃらぶき」などに加工され、県内外で親しまれています。

東海市では、名産のえびせんを使ったご当地グルメも誕生しています。

東海市のご当地グルメ「トマせん焼きそば」とは

カゴメ創業の地、東海市には「トマせん焼きそば」があります。

東海市制50周年、そしてカゴメ創業100周年+上野工場100周年を記念して考案されたご当地グルメです。

東海市にちなんだ下記の食材を使った焼きそばは市内の飲食店で食べることができます。また、観光協会の紹介ページではレシピも公開されているので、ぜひチェックしてみてください!

  • トマト
  • えびせんべい
  • カゴメソース
  • たまねぎ

えびせんの香りと食感、トマトの酸味が相まって爽やかでコクのある美味しいご当地グルメです。

隠れた魅力が多い東海市で観光を満喫しよう

住みやすく、子育て世代にも優しい東海市。観光のイメージはまだ少ないですが、特産品、観光資源と見どころもたっぷりなので、ぜひ足を運んでくださいね。