愛知県の北西部に位置し、名古屋市の北部と小牧市に隣接する「春日井市」。名古屋市の都心部まで30分前後の距離ということもあり「名古屋市のベッドタウン」とも呼ばれる春日井市は、都市的な利便性と豊かな自然を併せ持つ街として、古くから栄えてきました。

こちらでは春日井市の特徴、名産品、観光地、ご当地グルメ情報をお届けします。

春日井に訪れた際にはぜひ食べていただきたいおすすめグルメも紹介します!

目次

春日井市の特徴・基本情報

  • 【人口】約30万人
  • 【面積】92㎢
  • 【市の花】サクラ
  • 【市の木】ケヤキ
  • 【市制施行日】1943年6月1日
  • 【市役所所在地】〒486-8686 愛知県春日井市鳥居松町5-44

春日井市は濃尾平野と尾張丘陵に広がる街です。市の西部には県営名古屋空港(小牧空港)の一部や、市庁舎、商工会議所、古くからの商店街が集まっている一方、市の東部には大規模団地が開発され、名古屋市のベッドタウンとなっています。

市内では、日本一の生産量を誇る「実生サボテン」のほか、桃やブドウなどの果樹生産が盛んです。また、王子製紙春日井工場、パナソニックエコシステムズ、愛知電機、ダイコク電機、富士通VLSI、トヨタホームなどの企業も多く進出しています。

ベッドタウンの機能として、市内にはイオン、清水屋、Iias、MEGAドン・キホーテ、平和堂、ナフコなどロードサイド型の大型ショッピングセンターも数多く存在しており、利便性の高い住環境が整えられています。

春日井市へのアクセス

春日井市にはJR中央本線、名鉄線、城北線、愛知環状鉄道線の鉄道が乗り入れています。

ベッドタウンと呼ばれている通り、名古屋からのアクセスは非常に便利です。名古屋駅からはJR中央本線がおすすめです。乗り換えなしで、約20分で到着します。 

市の西部には県営名古屋空港(小牧空港)の一部があり、青森、花巻、山形、新潟、出雲、高知、福岡、熊本の8路線が就航しています。

名古屋駅へ短時間でアクセスができ、鉄道や高速道路をはじめとして各種交通機関も充実しているため、日本全国から訪れやすい都市となっています。

春日市のおすすめ観光地3選

愛知県の玄関・名古屋駅からもすぐにアクセスができ、気軽に観光が楽しめる春日井市。歴史を感じさせる場所や自然豊かな公園など、様々な観光スポットが存在しています。

春日井市の厳選おすすめスポットを3つご紹介いたします。

愛岐トンネル群

「愛岐トンネル群」は、春日井市と多治見市(岐阜)の県境にまたがる約8kmのJR中央本線旧線上に存在するトンネル群です。1900年(明治33年)以前に建設され、愛知県側の6基がNPO法人「愛岐トンネル群保存再生委員会」の取り組みによって年に2回、春と秋に一般公開されています。

「愛岐トンネル群保存再生委員会」が管理するトンネルの内4基は、2009年2月に「旧国鉄中央線の隧道群」として、近代化産業遺産に認定されました。さらに、この内の3基は2016年に国の登録有形文化財となっています。

注意点として、この愛岐トンネル群は普段は立ち入り禁止です。

限定的に一般公開されるので、公式情報をよくチェックして観光へ出かけてください。例年、春と秋に公開されます。

愛岐トンネル(秋の特別公開)へ実際に行ってきました!

愛岐トンネル群 秋の特別公開 2024年秋のアクセスや見どころを徹底紹介

愛知県春日井市と岐阜県多治見市の県境をまたいでJR中央本線の旧線上に連なる約8㎞のトンネル群、「愛岐トンネル群」。 庄内川渓谷に沿って1900(明治33)年開…

愛岐トンネル 基本情報

  • 住所:〒487-0003 愛知県春日井市玉野町
  • 開園時間:春と秋の公開時のみ見学可能
  • アクセス:JR東海「定光寺駅」より徒歩約12分

内々神社

「内々神社」は、927年(延長5年)にまとめられた全国の神社一覧「延喜式神名帳」にもその名が記載されている、由緒ある神社です。尾張氏の祖である建稲種命(たけいなだねのみこと)を主祭神に、日本武尊(やまとたけるのみこと)、宮簀姫命(みやずひめのみこと)を配しています。

武将の信仰を集めた神社としても知られており、豊臣秀吉が朝鮮出兵の戦勝を祈願して、神殿の前から軍船用の帆柱を伐り出したという言い伝えも残っています。

 境内には「すべらずの松」と呼ばれる、松と百日紅(さるすべり)が一体となった珍しい木があり、受験シーズンには多くの受験生が願掛けに訪れます。

内々神社 基本情報

  • 住所:〒480-0301 愛知県春日井市内津町24
  • アクセス:
    JR東海「高蔵寺駅」より徒歩30分
    名鉄バス「内々神社」下車すぐ

グリーンピア春日井

「グリーンピア春日井(春日井市都市緑化植物園)」は、広大な敷地に植物園、ミニ動物園、アスレチックなどの施設を備えた春日井市民の憩いの場です。園内では、四季を通じてさまざまなレジャーを楽しむことができます。 

中でも、天候に左右されず美しい花々を鑑賞できる温室にはレストラン、カフェ、授乳室なども完備されており、ファミリー層を中心に人気を集めています。春日井市特産のサボテンやハワイの花なども展示されており、見応え十分です。

基本情報

  • 住所:〒487-0027 愛知県春日井市細野町3249-1
  • アクセス:
    JR東海「神領駅」より徒歩25分
    JR東海・愛知環状鉄道「高蔵寺駅」より徒歩36分
  • 名鉄バス「植物園」下車すぐ

春日井市の名産品

 春日井市には名産品が数多く存在します。

  • サボテン
  • ぶどう
  • いちじく
  • きくらげ
  • ももらんぐ
  • 美乃雀ういろ
  • くずもちアイス ひやっ葛

この中で特記すべきは「サボテン」でしょう。

 春日井市と事業者の協力のもと2006年に発足した「春日井サボテンプロジェクト」では、食用サボテンを使ったご当地グルメとして「サボテン料理」を推進。「サボテン」を使用したオリジナリティあふれるご当地グルメを多数生み出しています。

春日井市名物!インパクト抜群の「サボテングルメ」

 春日井を代表するご当地グルメ「サボテン料理」は、食用サボテンの葉を使用した料理の総称です。

お蕎麦のセットにサボテンのおろしとサボテンのかき揚げ

サボテンにはβ-カロテン、カルシウム、マグネシウム、食物繊維などが豊富に含まれ栄養価も満点! さらに、独特の風味と歯ごたえがあり一度食べたら忘れられない味わいが魅力となっています。

 春日井市では2007年から学校給食にもサボテンを取り入れているほか、市内にはサボテン料理を食べられるお店が数多く存在します。ラーメン、カレー、ビザ、スイーツなどアレンジは様々。いろいろなサボテン料理を楽しむことができます。

春日井市のサボテングルメについてはこちらをチェック

春日井市のご当地グルメ「サボテン料理」!?食べるサボテンのご紹介!

「サボテンを食べる」と聞くと驚かれる方も多くいらっしゃるかもしれませんが、「サボテン料理」を使ったグルメで町おこしを行っているのが、サボテン生産量日本一の町・…

サボテングルメやサボテングッズが楽しめるサボテンフェアも開催

【愛知県春日井市】サボテンフェア2023へ行ってきました!

全国有数のサボテン生産地として知られている春日井市。定期的に落合公園で開催されている「サボテンフェア」が今年開催されました! 名古屋から電車とバスに乗り継いで…

春日井市でしか味わえないサボテングルメを堪能しよう

春日井市の基本情報やおすすめの観光スポット、そしてご当地グルメをご紹介しました。

春日井ではサボテンを使ったさまざまなご当地グルメを楽しむことができます。春日井を訪れる際には、ぜひヘルシーで美味しいサボテン料理を食べてみてください。