豊明市は名古屋市の南部に隣接している、緑豊かな自然環境と古い歴史と伝統が魅力的な地域です。中部地方を代表する大都市である名古屋に接していながらも、田園風景が広がる静かな住宅都市となっています。
本記事ではそんな豊明市の特徴からおすすめの観光地、さらには名産品やご当地グルメなどをご紹介します!
目次
豊明市の特徴・基本情報
- 【人口】約6.8万人
- 【面積】23.22㎢
- 【市の花】ヒマワリ
- 【市の木】ケヤキ
- 【市制施行日】1972年8月1日
- 【市役所所在地】〒470-1195 愛知県豊明市新田町子持松1-1
- 【公式HP】https://www.city.toyoake.lg.jp/
名古屋市南部に隣接する豊明市は名古屋都市圏の住宅都市、いわゆるベッドタウンとして発展を続けています。国道1号線、23号線や、伊勢湾岸自動車道も通っていることから、名古屋だけではなく関西、関東方面へのアクセスも便利な地域です。
このように豊明市は大都市である名古屋に隣接しながらも、自然豊かな地域性が最も大きな特徴だといえるでしょう。
また、織田信長が少ない勢力で今川義元を打ち破ったことで知られる「桶狭間の戦い」の舞台でもあります。さらに古くから鎌倉と京都を結ぶ路線、さらに東海道の通過地点であったこともあり、深い歴史と伝統を持つ地域でもあるのです。
豊明市へのアクセス方法
名古屋からは名鉄名古屋線「前後駅」、もしくは隣の「豊明駅」まで約20分でアクセスできます。
車での場合は伊勢湾岸自動車道の豊明ICで降りれば、豊明市内へアクセス可能となっています。
いずれの経路でも名古屋から30分程度で到着できますので、名古屋観光とセットで訪れやすい地域だといえるでしょう。
豊明市のおすすめ観光地3選
都市に近く、自然が豊かという特徴をもつ豊明市には数多くの観光地が存在しています。
こちらではその中から、最もおすすめしたい観光地を3つに絞ってご紹介します!
ぜひ豊明市を訪れた際には足を運んでみてください。
阿野一里塚
こちらは東海道沿いの目印として、1里(約4km)毎に設置された土盛りです。基本的には土盛りの上に気を植えて、東海道を行き来する人達の道案内役をしていました。
古くから東西交通の要衝として栄えた豊明市には、日本橋から数えて86番目の一里塚が現存しています。こちらの阿野一里塚は、徳川家康の命を受け築かれたといわれています。
また左右両端とも現存している一里塚は全国的にも珍しいため、1936年には国史跡にも指定されています。
基本情報
- 住所:〒470-1141 愛知県豊明市阿野町長根3
- アクセス:
名鉄名古屋本線「前後駅」下車 徒歩約15分
名鉄名古屋本線「豊明駅」下車 徒歩約15分 - 公式HP:https://welcome-toyoake.jp/spot/see/post_28.html
桶狭間古戦場伝説地
有名な「桶狭間の戦い」の舞台となった古戦場です。敷地内には今川義元の本陣と考えられる場所があり、そちらは唯一国が指定する史跡になっています。
また敷地内の「七石表」は、今川軍の7人が戦死した場所と伝えられており、今川義元が織田信長に討ち取られたことを現在まで伝えています。
敷地内には数多くの石碑が存在しており、どれも歴史的に重要な資料となっています。初めて訪れる際には、ボランティアガイドに案内を依頼することをおすすめします!
基本情報
- 住所:〒470-1168 愛知県豊明市栄町南舘11
- アクセス:
名鉄名古屋本線「中京競馬場前駅」下車 徒歩約5分
名古屋第二環状道「有松IC」より約10分 - 公式HP:https://welcome-toyoake.jp/spot/okehazama/post_25.html
愛知豊明花き地方卸売市場
東西への交通アクセスが良好な豊明市ですので、全国有数の取扱高を誇る切り花を始めとした花きの専門市場が存在しています。豊明市南部の重要な経済拠点ともなっており、鉢花や蘭などの取引においてはアジア太平洋で最大規模を誇ります。
市場見学も行われていますので、実際のセリの場面などを間近で感じられます。見学時間は1時間程度ですが、終了時間はセリの進行状況によって変動します。予約が必要になりますので、訪れる際は注意しておきましょう!
基本情報
- 住所:〒470-1141 愛知県豊明市阿野町三本木121
- 営業時間:8:30〜17:30(月曜日・木曜日は16:45)
- アクセス:
名鉄名古屋本線「豊明駅」下車 徒歩約1分
伊勢湾岸自動車道「豊明IC」より約5分 - 公式HP:https://fengming.jp/
豊明市の名産品
自然豊かな豊明市には、数多くの農産物が名産品となっています。
- コシヒカリ
- 小麦「農林61号」
- 大豆
- 白菜
- さつまいも
- キャベツ
- さといも
- すいか
- 柿
市内の23%が農地となっており、半分以上が田んぼ、その次が畑として活用されています。他にも畜産も行われていますので、自家製のハムやソーセージも人気の名産品としてあげられるでしょう。
豊明市のご当地グルメ!「豊明ひきずり鍋」を食べてみよう!
豊明市を代表するご当地グルメである「豊明ひきずり鍋」は、以下の定義が定められています。
- 鶏肉と野菜が入ったすき焼き鍋
- 醤油と砂糖で味付けする
- 出来る限り豊明市の食材を使う
つまり、豊明市の鶏肉と野菜を使用したすき焼き鍋が「豊明ひきずり鍋」なのです。昔は鶏肉はごちそうであったため、年末などのおめでたいシーンでしか食されませんでした。しかし、昔ながらの郷土料理をご当地グルメとして復活させようと、「豊明ひきずり鍋食べらん会」が発足され、豊明市外にその魅力をPRし続けています。
「ひきずり」という名称の由来は、すき焼き鍋の上で肉を「引きずる」ようにして食べていたことや、年末に食べることで新しい年に嫌なことを「引きずらない」ようにという習慣からきているといわれています。
豊かな自然と深い歴史が魅力の豊明市
大都市である名古屋に隣接しながらも、自然豊かな環境が魅力の豊明市についてお伝えしてきました。
古くから東西を結ぶ交通の要衝であり、現在もその役割は変わっていません。さらに歴史的な史跡も数多く残るなど、見どころ満載の地域となっています。
名古屋観光とセットで訪れやすい地域ですので、ぜひ一度足を運んでみてください!