高浜市は、愛知県のほぼ中央に存在する三河平野の南西部に位置しています。この地域は知多湾に面しているため、古くは渡船場として栄えた歴史があります。
こちらでは、そんな高浜市の特徴からおすすめの観光地、名産品、そしてとっておきのご当地グルメまでをご紹介します!
一読いただければ高浜市に関する基本はバッチリ押さえられますので、ぜひ最後までご覧になってください。
目次
高浜市の特徴・基本情報
- 【人口】約4.6万人
- 【面積】13.11㎢
- 【市役所所在地】〒444-1398 愛知県高浜市青木町4-1-2
- 【市の花】キク
- 【市の木】クスノキ
- 【市制施行日】1970年12月1日
三河地方に位置する高浜市は古くから窯業が盛んなことで知られており、「日本三大瓦」である三州瓦の産地として有名です。約300年程前から、瓦に適した粘土が出土することと、渡船場として栄えていた背景から、瓦産業が発達していきました。
現在でも「三州瓦工業協同組合」が伝統を継承しながら、数多くの瓦作品を造り続けています。
また「美しい日本のあるきたくなるみち500選」にも選定されている鬼みちは、様々な飾り瓦が並べられており、訪れる人達を楽しませます。
高浜市へのアクセス
高浜市内には以下の3つの駅が存在しています。
- 名鉄三河線「吉浜駅」
- 名鉄三河線「三河高浜駅」
- 名鉄三河線「高浜港駅」
愛知県の中心都市である名古屋駅からは乗り換えの刈谷駅まで約20分、刈谷駅からは約10分程度となっています。
自動車の場合は、東名高速岡崎IC、三好ICと、豊田ICから約60分程度、知多半島道路阿久比ICから約30分程度で到着できます。
高浜市のおすすめ観光地3選
瓦の街である高浜市ですので、瓦にちなんだ観光地はもちろん、その他にもたくさん魅力的なスポットが存在しています。
こちらでは中でもおすすめしたい観光地を3選ご紹介します!
高浜市やきものの里かわら美術館
まずおすすめしたい観光地は、やはり高浜を代表する瓦をテーマにした美術館です。
こちらは日本で唯一、瓦をテーマにした美術館であり、歴史的な側面だけではなく美術、サブカルチャーといった様々な展覧会が開催されています。通常展示だけではなく、実際に粘土をこねてお茶碗などの焼き物を作れる陶芸、絵付体験も人気。作った作品は高浜市を訪れた思い出になることは間違いありません!
ワークショップやマルシェ、コンサートといったイベントも実施されており、他にも会議室や講義室といった利用方法も可能です。
瓦の町である高浜市を代表する観光地でありながら、地元の方も利用できる素晴らしい施設だといえるでしょう。
高浜市やきものの里かわら美術館 基本情報
- 住所: 〒444-1325 愛知県高浜市青木町9-6-18
- 営業時間:10:00〜17:00
- 定休日:月曜日・火曜日
- アクセス:
名鉄三河線「高浜港駅」下車 徒歩約10分
市内循環バスいきいき号にて「かわら美術館前」下車
知多半島道路阿久比インターから約15分
大山緑地
大山緑地は春には約1,000本の桜が咲き乱れる、緑豊かな公園です。高台に位置しているため、高浜市全体だけではなく衣浦湾までを一望できるようになっています。市内屈指の桜の名所ですが、紅葉の時期もライトアップが開催されるなど、四季折々の景色が楽しめます。
そして、緑地内には高さ5m、胴回りは8mを超える大きな陶管製の狸や、瓦のオブジェが点在しています。高浜市の瓦と自然を同時に味わえる気持ちの良い場所ですので、ぜひ足を運んでみてください!
大山緑地 基本情報
- 住所:〒444-1334 愛知県高浜市春日町2
- アクセス:名鉄三河線「三河高浜駅」下車 徒歩約5分
- 公式HP:https://kankou-takahama.gr.jp/kankou/1453/
春日神社
春日神社は先程の大山緑地内に境内を持つ神社です。そのため境内は数多くの木々が植えられており、季節に応じてライトアップなどが開催されています。
10月には例祭として、人馬一体となって駆け抜ける「おまんと祭り」が行われます。こちらは高浜市指定の無形民俗文化財に登録されています。この祭り以外にも、春日神社では年間を通して様々な行事が行われており、高浜市の人だけではなく近隣住民の方たちも多く訪れる場所になっているのです。
春日神社 基本情報
- 住所:〒444-1334 愛知県高浜市春日町2-1-8
- アクセス:名鉄三河線「三河高浜駅」下車 徒歩約10分
高浜市を実際に観光してきました!
高浜市の観光モデルコース!高浜とりめしと文化にふれる旅
愛知県・三河平野の南西部に位置する高浜市。日本三大瓦のひとつ、三州瓦の産地として有名で、古くは渡船場として栄えました。現在は沿岸部を中心に自動車関連工場も立地…
高浜市の名産品
高浜市の名産といえば、なんといっても「三州瓦」をはじめとした焼き物です。
粘土瓦の全国シェア約70%を占めており、街中にも瓦で作られたオブジェが数多く並んでいます。
他にも明治時代から養殖が続いている「うなぎ」や「養鶏」、さらには「揚げパン」なども高浜市の名産品として広く知られています。
B-1グランプリにも出店!ご当地グルメの「高浜とりめし」について
瓦の町である高浜市ですが、実は養鶏も一次産業として盛んです。日露戦争に従軍した加藤弥七という人物が、鶏の孵化技術を持ち帰ったことで、吉浜地区を中心に広まっていったのです。
養鶏が盛んになると同時に卵を産まなくなった鶏も増えていき、次第にその鶏肉を食べるようになりました。この鶏肉を使用した料理こそが、現在もご当地グルメとして知られる「高浜のとりめし」なのです。
「高浜のとりめし」に利用される鶏肉は、卵を産まない成鶏であるため肉質は固め。そのため薄くスライスして調理されます。そして甘辛い秘伝の醤油ダレで鶏肉を漬け込み、白米と混ぜ合わせることで完成します。
B-1グランプリにも出店したこともあり、現在では市内に「高浜のとりめし」を提供するお店が多数存在しています。ぜひ高浜市を訪れた際には、ご賞味いただきたいグルメです!
おすすめの「高浜とりめし」のお店
魚松 とりめし
- 高浜とりめし
- 高浜市
- 吉浜駅
おとうふ市場 大まめ蔵
- 高浜とりめし
- 高浜市
- 吉浜駅
おおでんちこ
- 高浜とりめし
- 高浜市
- 三河高浜駅
なかっち庵
- 高浜とりめし
- 高浜市
- 高浜港駅
甘辛い醤油ダレが美味しさの秘訣!高浜とりめしを堪能しよう
高浜市に関する基本情報から、おすすめの観光地、さらにはご当地グルメである「高浜のとりめし」を紹介しました。
県内でも小さい市域である上、人口も多くない高浜市ですが伝統産業の瓦に加え、たくさんの魅力あふれる地域となっています。名古屋からも60分程度でアクセスできますので、少し足を伸ばした旅先として検討してみてください!