豊川稲荷で豊川いなり寿司食べ歩き！ここでしか食べられないグルメ11選【2024年最新】

愛知県南東部に位置する豊川市は、新城市や豊橋市などとともに東三河エリアに位置づけられる市町村。日本三大稲荷のひとつに数えられ、初詣でも多くの人が訪れる「豊川稲荷」があることで有名です。

そんな豊川稲荷の表参道（門前町）は、いなり寿司発祥の地といわれており、食べ歩きも楽しいスポット。

今回は、豊川稲荷でおすすめの食べ歩きグルメをご紹介・ご案内します。おでかけや旅行、初詣で来た際には、オリジナルいなりずしや趣向を凝らしたスイーツなどを楽しんでみてください！

豊川稲荷（妙厳寺）について

豊川稲荷は、嘉吉元（1441）年に創建された曹洞宗の寺院で、正式名は妙厳寺（みょうごんじ）といいます。

商売繁盛のご利益があることで伝わり、織田信長公、豊臣秀吉公、徳川家康公などの武将たちなどから現在の人々まで、全国規模で厚い信仰を受け続けてきました。

本尊は千手観音。祀られているのは、鎮守・豐川吒枳尼眞天（とよかわだきにしんてん）。豊川吒枳尼眞天が稲穂を担ぎ、白い狐にまたがっている姿から「豊川稲荷」という現在の通称が広まったそうです。

正しい参拝方法をおさらいしておこう

総檜造りで見ごたえのある本殿は、昭和5（1930）年に建てられたもの。実際に行く前に、正しい参拝方法をここでおさらいしておきましょう！

1. 手を洗い、口をすすいでから服装を整え、姿勢も正す
2. 合掌して「キミョウチョウライ（またはナム）トヨカワダキニシンテン」と唱えて拝礼。これを3回繰り返す
3. 「オンシラバッタニリウンソワカ」と7回唱える
4. 黙想して願いを唱える

また、本殿では御祈祷（3000円～）も行われており、4,000円以上のご祈祷の場合は精進料理がいただける「点心」のサービスも受けられます。（詳細は公式サイト要確認）

圧巻の霊狐塚

豊川稲荷といえば、本殿のほかに1000体もの狐の石像が所狭しと並ぶ「霊狐塚」も見どころ。祈願成就の御礼として信者から奉納されたものだそうです。

豊川稲荷のイベントは？大祭は春と秋

豊川稲荷春季大祭（豊年祈願祭）毎年 5月4日、5日

豊年祈願からはじまり、本殿から鎮守堂まで神輿渡御が行われます。屋台や出店、体験ワークショップなどもあり、多くの人でにぎわいます。

豊川稲荷秋季大祭（鎮座祭）毎年11月第3土・日

豊年を感謝するお祭り。神輿渡御や稚児行列が行われます。境内には、巨大な大提灯が出現し、お祭りを華やかに彩ります。さまざまな催しや出店もあるので、市内外から多くの人が訪れ、混雑が予想されます。

豊川稲荷（豊川閣妙厳寺） 基本情報・アクセス

• 住所・所在地：〒442-8538 豊川市豊川町1
• アクセス：
  名鉄 豊川線「豊川稲荷」駅、もしくはJR飯田線「豊川」駅より徒歩約5分
  東名高速道路「豊川IC」より10分
• 時間：開門5:00 閉門18:00
  御祈祷受付は8:00～14:30（年中無休）
• 駐車場：有料専用駐車場あり
  【普通車】600円 【バス】1,100円
  ※公共交通機関推奨

いなり寿司発祥といわれる豊川稲荷・表参道でグルメ食べ歩き！

そんな豊川稲荷、実はその門前町がスーパーでもよく見られる「いなり寿司」の発祥の地と言われています。（諸説あり）

江戸時代後期の19世紀ごろ、豊川稲荷の門前町ではおいなりさんにお供えしていた油揚げの中にご飯を詰めたものが販売され、参拝客に親しまれたのが通説です。

豊川稲荷寿司

全国的にも広く知られ、大人も子供も大好きないなり寿司。国内では慣れ親しんだ食べ物ですよね。そんないなり寿司ではありますが、「豊川いなり寿司」が豊川市の地域ブラ…

現在も門前町（なつかし青春商店街とも）には100以上もの飲食店やみやげ店が軒を連ね、食べ歩きスポットとなっています。王道から変わり種までバリエーション豊かな豊川市のご当地グルメ「豊川いなり寿司」や、ここで食べられない名物グルメを食べ歩いてみましょう！

それでは、ここからは豊川稲荷の食べ歩きおすすめ店舗を一挙ご紹介。表参道散策の所要時間目安は1時間～1時間半ほどで、豊川稲荷駅から豊川稲荷門前までの距離は約400mほどとなっています。

おきつねバーガーで知られる「おきつね本舗」

まずは、豊川稲荷表参道エリアで豊川いなり寿司の食べ歩きができるお店を5つ紹介します。

豊川稲荷総門の目の前にある「おきつね本舗」は、創業以来50年間秘伝のタレで香ばしく厚揚げを炊く老舗店。豊川いなり寿司や、名物のB級グルメ「おきつねバーガー」がテイクアウトでいただけます。

いなり寿司の詰め合わせは、白稲荷、五目稲荷、わさび稲荷の3種類が楽しめます。適度な酸味がきいた酢飯と油分が少ないお揚げはとても食べやすいです！

名物のおきつねバーガーは、バンズの代わりに油揚げでヒレカツ、レタス、オニオンスライスをはさんだB級グルメ。地元の方にも、観光で訪れた方にも大人気です。

店先にいる名物おばちゃんの気さくな会話も楽しいです。座って食べられるスペースが用意されており、バラ売りで買ってもお盆にのせて提供していただけますよ。

おきつね本舗

3.5

35

• 豊川稲荷寿司
• 豊川市
• 豊川駅・豊川稲荷駅

好きな味が選べる！「いなり寿司専門店まつや」

「和食処 松屋」は創作いなり寿司が有名なお店。具の入っていない「極みいなり」から、変わり種の「味噌カツいなり」まであり、たくさんの種類の中から興味のある味をテイクアウトしてみましょう！

豊川わさびいなりには葉わさびがのっており、いなり寿司の辛さがキュッとしまって相性抜群です。

いなり寿司専門店 まつや

4.3

87

• 豊川稲荷寿司
• 豊川市
• 豊川駅・豊川稲荷駅

イートインでいなり寿司がいただける「田舎料理 吉野」

東三河の食材を使用した手作り料理から、うどんやいなり寿司、串カツ、土手煮まで楽しめる「田舎料理 吉野」。座敷とテーブル席が用意されており、テイクアウトだけでなく店内でいなり寿司をいただけます。ランチにぴったりのお店です。

一番人気の焼きいなりは注文が入ってから焼き上げます。じゅわっとジューシーなお揚げは甘さ控えめで香ばしく、売り切れ覚悟の人気メニューです。

テイクアウトメニューも豊富で、焼きいなりからいなりコロッケイカ天いなりなどオリジナリティあふれる豊川いなり寿司が楽しめますよ。

田舎料理 吉野

3.6

33

• 豊川稲荷寿司
• 豊川市
• 豊川駅・豊川稲荷駅

100年の伝統を誇る「門前そば 山彦」

先述した「おきつね本舗」のすぐ近く、豊川稲荷入口正面にある「門前そば 山彦」は、100年以上の歴史をもつ老舗店。名物はいなほ（お米）の豊作を願いが込められた「いなほ稲荷寿司」です。

ひじき、人参、椎茸、くるみ、竹の子が入った五目いなりで、色の濃い油揚げにタレがよくしみて食べ応えがあります！7個入りなので、シェアして食べるのがおすすめの一品。

人気店のため少し並ぶかもしれませんが、お土産などにはぴったりのいなり寿司です。

門前そば 山彦

3.7

71

• 豊川稲荷寿司
• 豊川市
• 豊川駅・豊川稲荷駅

銘菓・宝珠まんじゅうで知られる「喜楽 本店」

こちらも豊川稲荷総門前に本店を構える、創業60余年の「喜楽 本店（きらく ほんてん）」。名物の「宝珠まんじゅう」をその場で製造・販売しており、参拝客から長く愛され続けています。

宝珠まんじゅうは、お稲荷さんとして親しまれる豊川枳尼真天が手に持っている宝珠に由来。中のあんには毎月ご祈祷を受けたお米が米こうじになって入っており、縁起もいいおまんじゅうです。

さっぱりと甘さひかえめの味で、老若男女おいしくいただけます。店頭では焼きたてほかほかが購入できるので、参拝のお供におひとついかが。

豊橋名物のちくわを食べ歩き「ヤマサちくわ 豊川稲荷表参道店」

豊橋に本社を構え、東三河や愛知県のSAやお土産ショップを中心にたくさんの店舗や商品を展開する「ヤマサちくわ」。文政10年（1827年）の創業以来ちくわやかまぼこを販売し、本物の味を守り続けています。

豊川稲荷前にも2店舗を構え、おいなりさんの参詣にぴったりな焼きたてちくわを購入できます。

その場で焼いている様子がみられる焼きたてちくわは、香ばしくて食感もふんわりジューシー。電車で来た方はビールなどを片手につまむのもぜひおすすめしたいところです。

いなりつくねが人気の「つくねEASE豊川門前」

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【最新情報】建物が改装工事に入るため、2024年12月～およそ1年ほどテイクアウト店舗はお休みとなります。

豊川駅前に系列の焼き鳥屋さんを構える「つくねEASE豊川門前」では、奥三河産錦爽鶏を使ったふわふわのいなりグルメ「いなりつくね」が購入できます。

新感覚のいなりグルメを楽しんでみてください。

いなり寿司風シュークリーム！？「たねや菓子店」

豊川稲荷駅から徒歩2分、昔ながらの懐かしい雰囲気が漂う「たねや菓子店」では、豊川稲荷ならではのユニークなスイーツをテイクアウトできます。

見た目はいなり寿司、中はシュークリームのご利益スイーツ、その名も「稲荷寿司でシュー」。黒蜜で色を付けたシューの皮は本当に油揚げのよう。

中にはカスタードクリームがたっぷり詰められていて、味もチョコ・チーズ・かぼちゃの3種類から選べます。上品な甘さでお土産にもぴったりな「映え」食べ歩きスイーツです。

豆乳スイーツが楽しめる「寺部食品 いなり一番店」

寺部食品は、豆腐や油揚げ、豆乳の販売を行っている豊川の豆腐屋さん。工場から少しはなれた豊川稲荷前にある「いなり一番店」では、工場直送の豆乳を使ったドリンクやドーナツをテイクアウトで楽しめます。

豆乳ドリンクは、黒糖シロップを使った黒蜜きな粉、コクのある甘さの練乳きな粉の2種類があります。老舗店が手がける豆乳スイーツをテイクアウトで楽しんでみては。

いちご農家直営のスイーツ店「シャトンミニョン」

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🍓豊川稲荷すぐ近く🍓　シャトンミニョン(@chaton_mignon_toyokawa)がシェアした投稿

いちごスイーツ専門店のシャトンミニョンでは、科学農薬を使用せずに育てられたいちごを使ったパフェやドリンク、自家製スイーツを楽しめます。店主の方はシュガーアートを専門学校で教える先生でもあり、乙女心くすぐられるビジュアルがたまりません。お店の外観も可愛らしく、うきうきしてしまいますね！

無農薬のいちごを使ったスイーツ「カットいちご」は、本当に美味しいものを提供するため店頭に並ぶのは1月ごろ～3月ごろまで。それ以外のシーズンは、韓国で人気の平たくつぶしたクロワッサン「クルンジ」をオリジナルアレンジした「フロランタン」がオススメ。

豊川稲荷で名物グルメ食べ歩きを満喫しよう

いかがでしたでしょうか。今回は豊川稲荷周辺、主に表参道の食べ歩きグルメを9店舗紹介しました。名物の豊川いなり寿司をはじめ、ここでしか味わえない名物グルメがたくさんあります。

豊川稲荷にお参りに行く際には、ぜひ魅力たっぷりの周辺の食べ歩きグルメも一緒に楽しんでみてくださいね！