愛知県の北西部、尾張地方に位置する尾張旭市は、北部の丘陵地帯と中央部の沖積平野、そして南部の洪積台地に分かれています。特に北部は森林公園が多く、緑に恵まれた町として有名です。
今回の記事では尾張旭市について基本情報から名産品、おすすめの観光地からグルメまでをご紹介します!
名古屋市の中心にも近い尾張旭市の魅力を余すところ無くお伝えしますので、ぜひ最後までご覧になってください。
目次
尾張旭市の特徴・基本情報
- 人口:約8.3万人
- 面積:21.03㎢
- 市役所所在地:〒488-8666 愛知県尾張旭市東大道町原田2600-1
- 公式HP:https://www.city.owariasahi.lg.jp/
尾張旭市は名古屋市から瀬戸市へと通じる瀬戸街道の中間に位置しており、尾張丘陵の工業、住宅地帯です。
2004年にWHO西太平洋地域健康都市連合に加盟し、健康都市宣言を行っています。「外に出かけたくなる街づくり」や「寝たきりにさせない街づくり」を謳っており、市域には公園が多いことが特徴。「健康都市 尾張旭市」を標榜しており、年代を問わず暮らしやすい地域になっています。
歴史的には縄文時代から人が居住していたことが判明しており、江戸時代に入ると各地で農業が発展してきました。現代では国道363号線を中心に住宅地や商業地が広がっています。
市の北部と西部が名古屋市守山区に面していることから、尾張旭市に警察署が無いことも特徴です。守山区の警察が管轄しているため、警察車両は尾張小牧ナンバーではなく名古屋ナンバーを付けています。
尾張旭市へのアクセス方法
県の中心都市である名古屋市に面しているため、比較的アクセスしやすい地域となっています。
名古屋駅からは地下鉄東山線「栄駅」で下車、名鉄瀬戸線を利用して約40分でアクセス可能。名古屋駅からは他にも、JR中央本線「大曽根駅」で下車、名鉄瀬戸線を利用する経路もあり、こちらも所要時間は約40分となっています。
中部国際空港からは名古屋行きの名鉄特急を利用すれば、約30分でアクセスできます。
尾張旭市のおすすめ観光地3選
こちらでは尾張旭市を訪れた際にはぜひ足を運んでほしい、おすすめの観光地を3選ご紹介します。
健康都市と掲げていることもあり、市内には数多くの公園が存在しています。大都会である名古屋に接していながらも、豊かな自然に触れられることは大きな魅力。気になったスポットはぜひチェックしておいてください!
愛知県森林公園
こちらはなんと尾張旭市の面積の内、約15%程度を占める巨大な公園。名古屋市の守山区にまたがっており、県立施設として人気のスポットです。
以下のような、多岐にわたるスポーツ施設や公園が設けられています。
- ゴルフ場
- ゴルフ練習場
- 野球場
- テニスコート
- 弓道場
- 乗馬場
- 運動広場
- ボート池
- 芝生広場
- 児童遊園地
中でも乗馬場は1994年の「第49回国民体育大会」の乗馬競技会場になった歴史も持っています。
他にも植物園も併設されており、こちらは「森林浴の森100選」にも選定されているなど、幅広い楽しみ方ができる公園として人気を博しています。
基本情報
- 住所: 〒488-8555 愛知県尾張旭市新居5182-1
- 営業時間:9:00〜17:00
- 定休日:月曜日
- アクセス:
名鉄瀬戸線「三郷駅」下車 尾張旭市営バス「三郷駅北」より約15分
東名高速道路守山スマートインターから約15分 - 公式HP:https://www.aichishinrin.jp/
どうだん亭(旧浅井家住宅離れ)
こちらは国登録有形文化財であり、元々は1723年に岐阜県飛騨市の居宅として建てられたものです。1942年に陶磁器輸出業を営んでいた浅井氏の住宅として現在の場所に移築され、その際に一部が再構築されています。
その後1967年に台所などが増築されるなどしましたが、1997年に尾張旭市に寄付された際に水屋、炉を新設し、1999年以降は文化施設として活用されることとなりました。
庭園に咲く美しいドウダンツツジが、どうだん亭の名称の由来となっています。現在でも白い花が咲く春と、赤く色づく秋に加え、ひな祭りのシーズンには一般開放され、誰でも自由にどうだん亭に足を踏み入れることができます。
基本情報
- 住所:〒488-0845 愛知県尾張旭市霞ケ丘町南298
- 営業時間:9:00〜17:00
- アクセス:名鉄瀬戸線「印場駅」下車 徒歩約10分
- 公式HP:https://www.city.owariasahi.lg.jp/kurasi/kyouiku/bunka/doudan.html
城山公園
公園が多い尾張旭市ですが、城山公園は唯一の総合公園です。季節に応じて様々なイベントが開催されるなど、市内で親しまれるスポットとして知られています。
もちろん、野球場やテニスコート、弓道場などの運動施設も整備されています。小さなお子様でも楽しめる遊具広場には、バスケットゴールも設置されているなど、年代を問わずに体を動かして楽しめる場所です。
他にも釣りができる長池や、「スカイワードあさひ」と呼ばれる地上約55メートルの展望室、茶会ができる鉄筋コンクリート製の「旭城」などの施設も盛りだくさん!観光としても十分に楽しめる公園ですので、ぜひ足を運んでみてください。
基本情報
- 住所:〒488-0883 愛知県尾張旭市城山町長池下4502
- アクセス:名鉄瀬戸線「尾張旭駅」下車 徒歩約15分
- 公式HP:https://www.city.owariasahi.lg.jp/kurasi/seikatu/park/shiroyama/001.html
尾張旭市の名産品
尾張旭市の名産品で有名なものは、「いちじく」と「プチヴェール」です。
実は愛知県は日本一のいちじく産地であり、県内各地で栽培されています。中でも尾張旭市のいちじくは、樹上で完熟させてから収穫する朝採りのいちくじとして有名。ジャムやジュースなど様々な商品にもなっているのです。
またプチヴェールは、青汁の原料でもあるケールと芽キャベツを交配して生まれた新しい野菜です。尾張旭市では2004年から出荷をはじめましたが、市内の名産品として現在では有名になっています。
尾張旭市のご当地グルメは何がある?
尾張旭市には、現在名物と言えるようなご当地グルメメニューは存在していません。上述したように、いちじくやプチヴェールといった有名な食材もあるため、これらの食材を活かした地元を盛り上げるご当地グルメメニューがこれから開発されていくと良いですね!
また、尾張旭市は日本紅茶協会が認定した、「おいしい紅茶が飲める店」が日本一沢山ある町として、PRに力を入れています。その店舗数は15店舗。大都市を含めても日本一であるため、人口比にするとかなりの数の「おいしい紅茶が飲める店」が存在していることになります。
このような紅茶店も含めた、尾張旭市の今後のグルメPRにも注目です!
尾張旭市で体を動かし、美味しいご飯を食べて健康に!
尾張旭市に関する情報に加えて、おすすめ観光地からグルメまでをお伝えしました!市内の15%もの敷地を愛知県森林公園が占めるという特徴を持つことから、健康都市を標榜する尾張旭市ですが、その通り体を動かして楽しめるスポットが盛りだくさん。
おいしいグルメを食べたら体を目一杯動かして、いつまでも元気に楽しめるようにしたいですね。名古屋市からもアクセスしやすいので、ぜひ一度足を運んでみてください!